エアコンの「室外機」が、何者かによって盗まれる事件が日本各地で相次いで発生し、物議を醸しています。
8月に開業を控えた茨城県のデイサービス施設では、建物の外に設置していた室外機が何者かによって盗まれ、現在、エアコンが使用できない状況となっています。
こうした犯行は、室外機の部品に含まれる「銅」を狙ったものとみられ、被害に遭ったデイサービスの代表は「買い取り業者があるみたい、中の部品とかの。この辺も盗まれてる人が多いみたいなので」と、周囲でも同様の被害が出ていると話しています。
「銅」の価格高騰に伴い、こうした盗難事件が相次いでおり、特に外に設置されている室外機や太陽光パネルの送電用ケーブルなどがターゲットにされやすいそうです。
警察庁によると、金属類の盗難被害は2023年だけで1万6276件に上り、一昨年の2022年から5908件も増加しているとのことです。
2023年における金属盗難事件の被害状況を都道府県別にみると、茨城県が2889件と最も多く、次いで千葉県が1684件、栃木県が1464件、群馬県が1437件、埼玉県が1172件と、関東地方を中心に被害が広がっています。
◯増加の一途の金属盗被害、23年の都道府県別被害は 抑止に条例も
金属類の窃盗には、外国人窃盗団が関わっているケースが多いとみられ、金属買い取り業者も共謀して犯行に及んでいる可能性が高いとされています。
◯太陽光発電施設の送電用ケーブルを持ち去る窃盗事件が急増 関東7都県で約5300件の被害、前年の3.5倍に 実行犯の多くがSNSを通じて集まった不法滞在外国人
卑劣な犯行を繰り返す悪人たちが厳しく取り締まられ、人々が安心して暮らせる社会となりますことを心から祈ります。
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