ソフトバンクグループは13日、昨年1年間の決算を発表し、最終的な損益が2276億円の赤字だったことを明らかにしました。
2023年度の赤字額は、2022年度の9701億円に比べて縮小したものの、3年連続で赤字となっています。
主力の投資ファンド事業は、株式市況が堅調だったことから1281億円の黒字となり、前の年度のおよそ4兆3000億円の損失から一転して回復しました。
しかし、円安の影響でドル建ての負債が膨らみ、為替差損として7031億円の損失を計上したとのことです。
ソフトバンクグループの孫正義社長は、2022年11月11日を最後に決算発表会の会場に姿を見せておらず、今回も最高財務責任者(CFO)の後藤芳光が説明を行いました。
後藤CFOは、ソフトバンクグループの保有資産について、「2020年には中国のアリババが48%を占めていたが、2024年3月末には英半導体設計大手アームが47%を占めるようになり、AI分野に投資先を大きくシフトしている」と説明し、「変化していくことが一番のリスクマネジメントだ」と語りました。
このようにソフトバンクグループは、AI分野に注力することによって、これまでのマイナス分を取り戻そうとしていますが、アームを脅かすライバル企業も急成長を遂げているほか、低迷する中国との密接な関係も継続しています。
アームは、中国にある子会社の株式のうち過半数(持分51%)を中国政府系の企業連合に売却し、安谋科技(Arm China)として合弁企業化しています。
アームのレネ・ハースCEO昨年、中国リスクが懸念される中でも「中国市場は強靱かつ活力に満ちており、アーム(の成長戦略)にとって非常に重要だ」と話していました。
これまで孫正義は、中国共産党のスパイとして経済界に大きな影響を及ぼしてきましたが、ITバブル崩壊後にヤフー株を切り売りし、ビジョンファンドの投資で巨額損失を被った際にはアリババを手放すことになりました。
そのため、AI分野で一時的に成功しても、これまでと同じように取り返しのつかない失敗を繰り返す可能性は十分にあります。
◯アーム「8.6兆円上場」で反転攻勢の孫正義氏を待つ落とし穴 中国市場の低迷、ライバル台頭を越える最大のリスクとは
日本を脅かす中共スパイたちが一掃され、全ての分野において真に優れたリーダーたちが現れますことを心から祈ります。
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