中国の4大直轄都市のひとつ 「天津市」が、事実上の財政破綻に陥っていることが明らかになりました。
2022年末に天津市のトップに就任した「陳敏爾(ちん びんじ)」は、就任後初の会議で同市の負債比率が500%を超え、すでに財政破綻していると指摘。
最初にメスを入れるべきなのは、公務員の給与であると述べ、公務員の給与削減やリストラを次々と打ち出しました。
その後、天津市の学校の教員やバスの運転手、政府機関などの公務員たちが給与の未払いや減額に苦しんでいると度々報じられ、2023年以降は、財政資金の枯渇によりさらに状況が深刻化する事態となっています。
天津市の河北区政府は、昨年3月に公務員への給与支払いのため、地元の寺(大悲院)から数億元もの資金を借りたそうですが、わずか数ヶ月後に再び財政難に陥り、現在はさらなる借り入れの申し入れを拒否されているとのことです。
また、これまで天津市は、他の省に先駆けてスマートシティのモデル都市の建設などを積極的に手掛けてきましたが、財政難の影響でプロジェクトの大半が中断、現在はゴーストタウンと化しています。
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こうした状況を受け、中国のネットユーザーからは、以下のような声が上がっているほか、天津のみならず、すでに中国全土の8割の都市が財政破綻しているとの見方も出ているとのことです。
・天津は中国でも最悪の都市で、平均的な二線都市よりも劣り、成都にも及ばない。成都は少なくともアグリツーリズムやインターネットに力を入れているが、天津は公務員だらけだ。人々の思惟はまだ文化大革命時代から抜け出しておらず、一日中政治の話ばかりで、経済にはまったく関心がない。公務員の職をたくさん設け、自分たちのことしか頭になく、中央政府に金を要求するだけだ。
・今や、国にとって公務員にかかるコストは、まるで癌のような存在で、国全体の栄養を吸い上げて、国を死に至らしめるようなものだ。私は十数年も前からこれに気付いていた。
侵略と破壊を繰り返してきた悪なる中国人たちに、さらなる厳格な裁きが下されますことを心から祈ります。
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