大手電力会社のうち、東北電力・北陸電力・中部電力・関西電力・中国電力・九州電力の6社が、2023年4月〜6月の決算で、電気料金の値上げにより純利益が過去最高を記録したことを明かしました。
「東北電力」の純損益は312億円の赤字から過去最高の791億円の黒字に転換、「北陸電力」の純損益は92億8600万円の赤字から過去最高の304億1300万円の黒字に転換、「中部電力」の純利益は、前年同期の約10倍にあたる2020億円で過去最高となりました。
関西電力の最終的な純損益は過去最高の1900億円あまりの黒字となり、中国電力の純損益も、やはり過去最高となる626億3700万円の黒字、九州電力の純損益も過去最高の714億円で2年ぶりの黒字となりました。
また、東京電力の最終損益は1362億円の大幅黒字となり、それに伴って役員報酬も100万円〜最高で408万円増額されたとのことです。
いずれの電力会社も、電気料金の大幅値上げを実施したことが、増収増益の最も大きな要因となっているとのことです。
しかし、過去の記事でも述べましたが、各電力会社は、火力発電に用いる燃料がかなり早い段階でウクライナ戦争以前の水準まで下落していることを把握していながら、値上げを断行したことが分かっています。
○【電力詐欺】電力大手7社が電気料金の値上げを発表するも、天然ガスと原油の輸入価格が暴落、ウクライナ戦争以前の価格に戻る
ありとあらゆる手段で国民を貧困に陥れ、苦しめる悪人たちが、全て厳正に裁かれますことを心から祈ります。
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