マイナンバーカードをめぐるトラブルが相次ぐ中、今回新たに同姓同名の別人にカードを誤って交付した事案が2件確認されました。
カードを受け取った住民も、別人のものと気付かず、カードを使ってマイナポイントを申請していたとのことです。
今回のトラブルは、自治体側が同姓同名の人物に対し、12桁のマイナンバーを確認せずにカードを交付したことが原因とみられています。
河野太郎デジタル大臣は、20日の記者会見で「あってはならないミスだ。総務省で事務の見直しを徹底してほしい」と対応を求めました。
今回の事案について、カードを受け取った住民に悪意があれば、他人になりすまして他のオンライン手続きを行うことができたとして、マイナンバー制度を強引に推進する政府に対してさらなる批判が殺到しています。
これまで政府は、マイナンバーカードについて「なりすましのリスクが低い最高位の身分証明書」とPRし、これまで発覚したトラブルについても「マイナンバー制度やシステムの根幹に起因しているわけではない」との見解を示してきました。
しかし、今回のトラブルによって、現場の職員次第で、別人にマイナンバーカードを発行することが可能だと判明したため、今後、様々な分野で「なりすまし被害」が発生する恐れがあると懸念されています。
○別人がポイント申請の衝撃!本人確認の甘さ露呈でマイナカード“なりすまし犯罪”続出の恐れ
ITジャーナリストの井上トシユキは、「何らかの事情で誰かのマイナカードを入手した場合、暗証番号さえ分かれば、他人の操作でも本人確認をクリアでき、公的個人認証を受けられるわけです。暗証番号は本人から聞き出すほか、番号を発見するソフトもあり、なりすましは簡単にできるとみています」と警鐘を鳴らしています。
マイナンバー制度の脆弱性を隠蔽し、普及を強行してきた悪徳政治家たちが、すべて厳正に裁かれますことを心から祈ります。
○『マイナ保険証』に2人以上の個人情報を紐づけ可能なことが発覚 やはりマイナンバー制度は『背乗り』の迅速化が目的か
○【河野太郎の出身地・神奈川県平塚市】マイナンバーカードと銀行口座の紐付けトラブルを受け、公金受取口座の当面の利用を停止 市民の不安感に配慮し
コメントを書く