徳島市は、今年3月にマイナンバーカードを用いたコンビニでの証明書交付サービスで、別人の証明書類が誤発行されるトラブルがあったことを明らかにしました。
市によると、徳島市に住民票を置く人が、徳島県小松島市のコンビニで住民票の発行を申請したところ、別人の戸籍証明書が印刷されたそうです。
誤発行された戸籍証明書は、同じ時間に香川県高松市のコンビニで申請手続きをした、徳島市に本籍がある人のものだったとのことです。
誤発行のトラブルは、3月27日に神奈川県・横浜市で、3月と4月に東京都・足立区で、5月2日に神奈川県・川崎市で発生しており、いずれも「富士通Japan」のシステムが原因であったことが分かっています。
今回、徳島市が富士通Japanから受けた説明によると、原因は徳島市役所内に新たに設置した「らくらく窓口証明書交付サービス」という証明書交付端末との接続の問題だったとのことです。
同端末はコンビニ交付と同様に、証明書の交付を受けられるものですが、このサービスを導入した際に、コンビニ交付サービスと同じデータベースを用いたため、トラブルが発生したとのことです。
現在、市は「らくらく窓口証明書交付サービス」を停止した状態で、コンビニ交付を継続しています。
相次ぐ誤発行と、個人情報の漏えいを受け、マイナンバー関連のサービスを早急に拡大させた政府と、利権にあやかっていた富士通Japanに対し、さらに批判が殺到する事態となっています。
マイナンバーカードを強硬的に普及させ、国民の安全を脅かす悪徳政治家たちが厳正に裁かれますことを心から祈ります。
◯川崎市でもマイナンバーカードのトラブル コンビニで別人の『戸籍証明』が誤発行 原因不明のためサービスを休止、再開の見通し立たず
◯河野太郎デジタル相、マイナカード利用のコンビニ証明書交付サービスの運用停止と再点検を要請 別人の証明書類が誤発行された問題を受け
◯河野デジタル大臣、コンビニでの証明書交付サービスで他人の住民票が発行された事案について「マイナカードの信頼性に影響しない」と述べ、かえって信頼回復不能に
コメントを書く