Twitter社の元社員が、同社のずさんなセキュリティー管理の実態について内部告発し、大きな波紋を呼んでいます。
元社員の証言によると、Twitter社には「GodMode(ゴッドモード)」と呼ばれる、どのアカウントからでも自由にツイートでき、かつツイートの削除、復元まで可能な社内機能があり、同社のエンジニアならば誰でもアクセスすることがきるそうです。
さらに、「GodMode」を使えば、Twitterアカウントに届いた全てのダイレクトメールを、痕跡を残すことなく、自由に閲覧できるとも証言しています。
元社員は、昨年、イーロン・マスクによる一斉解雇が行われる前まで、約4000人もの社員が 「GodMode」にアクセスし、アカウントを自由に乗っ取ることが可能だったと述べています。
この「GodMode」を使用したとしても、社内の誰がどのような操作を行ったのかという履歴が記録されない仕様になっているとのことです。
この告発内容は、昨年10月に非営利の法律事務所「Whistleblower Aid」が「連邦取引委員会(FTC)」に提出した訴状にも記載されており、現在、元従業員などを対象に聞き取り調査などが進められています。
Twitter社の幹部らは、2020年に10代のハッカーが同社の内部システムに侵入し、イーロン・マスクやバラク・オバマなどのアカウントを乗っ取り、本人になりすましてツイートする事件が発生したことを受け、「不具合を修復した」と声明を出しました。
ところが、イーロン・マスクによる買収後も「GodMode」という機能がシステム内に残されていたことが発覚したため、「Whistleblower Aid」側は、「ユーザーや投資家に対するTwitterの公式声明が虚偽あるいは誤解を招くものであったことは明白」だと訴状で指摘しています。
この元社員の証言が事実だと証明された場合、Twitter社はFTC法令義務違反で10億ドル(日本円:約1286億)もの罰金を課される可能性があるとのことです。
今後さらにTwitter社による不正の実態が明らかになり、多くの人々が安心して情報共有できる場が保たれますことを心から祈ります。
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