アメリカの通信事業の監督を行う米連邦通信委員会（FCC）は、6月、国家安全保障上の脅威を理由に、アップルとグーグルに対し、中国の動画投稿アプリ「TikTok」を削除するよう要求していたことが明らかになりました。

FCCは29日、両社に対し「TikTokは単なる動画アプリではなく、羊の皮を着たオオカミだ」と述べ、大量の個人情報や機密データを採取する高度な監視ツールとして機能していると指摘しました。

TikTokは、顔や声などの生体認証情報、検索や閲覧の履歴、位置情報などを引き出しており、中国の技術者が、アメリカのTikTokユーザーに関する非公開データに繰り返しアクセスしていたことも明らかになっています。

2021年9月、TikTokはユーザーの世界総数が10億人を超え、日本でも約1000万人が利用していると言われていますが、中国は「国家情報法」によって、全ての企業が国家の諜報活動に協力することが義務付けられているため、莫大な数の個人情報が、中国共産党のスパイ活動のために悪用されています。

○中国人は諜報活動することを法律で義務付けられていた!!　中国の「国家情報法」の恐るべき実態

また、2019年の内部文書によると、TikTokは、トランプや安倍晋三などの国家指導者の情報を含むコンテンツについても検閲し、天安門広場、チベット、新疆ウイグル、法輪功などの情報を削除するよう、社員に通知していたことが明らかになりました。

○「中国人社員は米ユーザーデータにアクセス可能」TikTokトップ認める

このようにTikTokは、中国のプロバガンダのために利用され、アメリカ以外の世界各国からも中国の「侵略ツール」に他ならないとして、厳しい批判の目が向けられています。

○TikTokは北京の「侵略ツール」、中国からのアクセス報告受け　議員ら脅威を警告

○欧州消費者団体、TikTokを批判　子ども安全やプライバシー侵害などで

世界中でスパイ活動を行い、害悪を撒き散らす中国共産党が一刻も早く滅び去ることを心から祈ります。

○【有害アプリ・TikTok】「失神ゲーム」に参加した子供の死亡事故が世界中で相次ぐ　過激なダイエット動画の大量送信で、若者の摂食障害を助長

○【警告】HUAWEIなど中国製のスマホやパソコンは中共のスパイ工作に利用されている!!　危険すぎる中国の「国家情報法」

○【中国共産党の傀儡と化したデジタル庁】「GビズID」を利用した262人分の個人情報が流出、さらなる信用失墜