
外国人観光客の増加に伴い、新幹線内で「指定席の不正占拠」「貴重品の盗難」「特大荷物スペースの無断利用」などのトラブルが相次いでいることが分かりました。
新幹線は「無法地帯」なのか? 多国籍トラブル急増の現実、不正占拠・特大荷物と性善説の壁――解決策はあるのか https://t.co/nUMSV25YVn
— Merkmal(メルクマール) (@merkmaljp) August 1, 2025
これらのトラブルは「三大課題」とされ、混雑時には空いている席に荷物を置いたり、勝手に席を移動する乗客も少なくないそうです。
このほかにも、グリーン車やテレワーク車両、一般車両の違いが分からなかったり、文化の違いから車内で大声で飲食する外国人の姿も見受けられるとのことです。
鉄道政策リサーチャーの高山麻里は、乗務員の存在感が薄いことや、同乗している警備員の役割が見えにくい実情を指摘し、治安維持のためにも制度設計の見直しが必要だと警鐘を鳴らしています。
しかし、状況の変化に応じて制度上の問題を正すにしても、誰がそれを担うのかという責任の所在が曖昧で、問題が山積する原因となっているとのことです。
NTTデータの調査では、2024年時点で訪日外国人の約15%、月間およそ40万人が新幹線を利用していることが分かっています。
また、ナビタイムジャパンの調査によると、2024年度の訪日外国人による鉄道利用は、えちぜん鉄道(福井県)、IRいしかわ鉄道(石川県)、秋田内陸縦貫鉄道(秋田県)、仙台空港鉄道(宮城県)で、2023年度の2倍以上に伸びていたとのことです。
◯ナビタイムジャパンが考える「インバウンド×新幹線に潜む課題」について
◯訪日外国人の鉄道利用、北陸・東北など地方5路線で2倍超の伸び
政府は2030年までに外国人旅行者を6000万人に増やす計画を掲げていますが、トラブルを未然に防ぐための対策は明らかに後手に回っています。
◯【石破内閣】2030年までに外国人旅行者の数を6000万人、訪日消費額を15兆円に増やす方針を表明「誰も望んでいない」「発展途上国のよう」
人々を取り巻くさまざまな問題が解決され、誰もが安心して暮らせる取り組みが全国に広がりますことを心から祈ります。
◯【治安悪化】外国人観光客によるスーツケースの置き捨てが深刻化
◯日本各地で外国人観光客の迷惑行為が相次ぐ 新幹線の乗降口をスーツケースで塞ぐ、スーツケースの車輪を畳の上で転がす、線路に立ち入り電車と接触死亡事故など
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