【横浜市】中学校給食で異物混入相次ぐ、昨年は342件

【横浜市】中学校給食で異物混入相次ぐ、昨年は342件

昨年度、横浜市の中学校給食で異物混入などのトラブルが、342件も報告されていたことが明らかになりました。

横浜市では、中学校の給食を4つの業者に発注し、月に2度、計5つの工場で衛生管理の状況を調べ、その結果を報告書としてまとめています。

その報告書には、「盛付室荷捌き所近くの排水溝にて、強い異臭がしていた」「ゴミ箱のゴミがあふれており、すぐ横に食材の入ったコンテナが置いてあった」「フライヤー上部にクモの巣が見られた」「蓋にささくれや汚れがあっても気づかず使用しようとしていた」といった指摘が記録されていたとのことです。

さらに、「前日の洗い残しの容器が山積みになっていた。夜中にこの状態で置いておくと鼠族や衛生害虫の発生にもつながるため、洗浄が当日中に終わるように人員確保に努めていただきたい」との指摘や、おかずの味付けのずさんさや盛り付けの偏りも問題点として挙げられています。

◯<独自>「強い異臭」「ゴミがあふれ」 横浜市の中学校給食調理工場、報告書指摘

横浜市の中学校給食では、昨年度に異物混入などの報告が342件あり、今年1月から3月までのわずか3カ月間だけでも、毛髪が54件、虫やビニール片が6件、プラスチック片が4件、そのほか8件の混入が確認されていることが分かっています。

健康被害の申し出こそなかったものの、報告された342件のうち、横浜市教育委員会の学校給食・食育推進課が「重大な健康被害につながりかねない」と判断した混入は8件に上りました。

2023年には、おかずを調理中の鍋から「タバコの吸い殻」が見つかりましたが、子供たちが知らずに食べていたケースも確認されています。

◯デリバリー弁当の調理ナベからタバコの吸い殻

食育推進課によると、異物の種類や発注先の業者ごとの件数、さらには工場別の件数についても把握していないとのことで、幹部は「件数としてまとめてはいないが、事故の内容そのものはその都度確認している」と説明しています。

現在、横浜市立の中学校では「選択制デリバリー方式」が採用されており、給食を希望するか、家庭から弁当を持参するかを選べる仕組みになっています。

しかし、来年度からは「全員給食」に移行する方針が固まっており、今後、安全性を求める声が一段と高まることが予想されます。

再発防止策が徹底され、食の安全が守られますことを心から祈ります。

◯大阪市内の小学校で、給食に異物混入などのトラブルが相次ぐ「フライ用の油に虫」「食器に金属片」「釜に調理用の手袋の切れ端」「ご飯に髪の毛」

◯小中学校給食の1食のカロリー、九州・沖縄8県のうち6県で国の基準を下回っていることが判明 物価高騰の影響により

◯【カルト思想】参政党の『日本の食と子供を守る給食プロジェクト』が、出口王仁三郎の提唱した食糧の自給自足の活動『天産物自給経済』とそっくりであることが判明

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