【食糧危機が来ない日本】千葉県銚子漁港で『イワシ』が豊漁、水揚げ量は前年の15倍超に 原因は不明

【食糧危機が来ない日本】千葉県銚子漁港で『イワシ』が豊漁、水揚げ量は前年の15倍超に 原因は不明

千葉県銚子漁港の名物「入梅(にゅうばい)イワシ」が異例の豊漁となり、昨年の15倍以上の水揚げ量を記録しました。

入梅イワシとは、梅雨入りから夏にかけて(6月〜7月)旬を迎えるマイワシで、一年のうちでも特に脂が乗り、最も味わい深いとされています。

昨年6月、銚子漁港でのマイワシの水揚げ量はおよそ1860トンと例年より大きく落ち込みましたが、先月は約2万9000トンに上り、3年ぶりに2万トンを突破しました。

水産研究・教育機構の由上グループ長は「昨年まで黒潮が北上していたのでマイワシが5月ぐらいには北上していて、銚子沖でとれないことがあった。今年は黒潮があまり北上しておらず、昨年よりも水温の上昇が遅くて、マイワシの北上が遅れて、豊漁が続いていると考えられる」と話しています。

また、イワシだけでなく、ウナギの稚魚「シラスウナギ」も全国的に豊漁で、静岡県では前年の約3倍、鹿児島県では2008年度以来となる高水準、岐阜県では例年の15分の1という破格の値で取引されているとのことです。

ウナギ料理を出す山梨県の「鰻川(うなせん)」は、これまで6600円だった上鰻重を今年3月に5400円へ、5800円だった鰻重を3800円へと大幅に値下げしました。

店によると、シラスウナギの仕入れは1キロ=5000匹単位で行われており、5〜6年前の高騰期には1キロあたり500万円に達したこともありましたが、昨年11月には300万円、今年1月には100万円まで下がったそうです。

◯鰻重5800円➡3800円に ウナギ稚魚豊漁「値段が下がり思い切った価格に」 山梨・鰻川

稚魚の豊漁について、地元の漁協は「黒潮に乗ってシラス(ウナギの稚魚)が来るから、その加減だろうけど…」「はっきりしたことは言えない」と話していて、詳しい原因はまだ分かっていません。

◯「何十年となかったこと」 稚魚のシラスウナギが記録的な豊漁ですが… 養殖コストの高騰でウナギ価格への反映は不透明

食材を育む自然環境が守られ、豊かな食文化が受け継がれれていきますことを心から祈ります。

◯【食糧危機が来ない日本】日本各地でマグロが豊漁 銚子で『キハダマグロ』が去年の11倍、佐渡で『クロマグロ』が平年の80倍に

◯【食料危機が来ない日本】鳥取県日野川、アユの遡上数が急増、6年前の600倍の300万匹に 過去10年で最多

◯世界最大の鶏肉輸出国・ブラジル、養鶏場で鳥インフルエンザ検出 日本など世界各国への鶏肉輸出を一時停止 国内の供給に影響が出る恐れ

コメントを書く

*
*
* (公開されません)

Comment