
連日の猛暑の影響で、6月頃から国産豚肉の価格が急激に高騰し、7月18日時点で史上最高値を記録しました。
農林水産省によると、国産豚肉の卸売価格は7月18日時点で1キロあたり948円と、これまでで最も高い水準に達しているとのことです。
養豚場では猛暑の影響で豚が夏バテし、餌を口にしなくなるため、豚の肉付きも悪くなり、出荷にも影響が出ているそうです。
また、母豚の受胎率が大きく下がり、生まれる子豚の数自体も減少するなど、深刻な状況となっています。
丹沢農場の経営者は、「いや…ほんとに、豚だけじゃなくてね、家畜全てが本当にきつい夏。去年もそうでしたけども、夏になると、餌の食べる量がうんと減ってですね、(子豚の)育ちがすごく悪い」「うちの場合はだいたい夏以外は、枝肉重量が83kgぐらいあるんですけども、夏はもうとってもそこまでは大きくならないですね、75kgでもって1頭の豚でもって枝肉が7kgも小さいとね、すごい量ですから」と話しています。
こうした中、スーパーに並ぶ豚肉の価格も高騰しており、横浜にあるスーパー、セルシオ和田町店の鶴田聡部長は「こちらの豚こま肉なんけども、100g149円で販売しています。4月には100g109円で販売させてもらっていました。私もかれこれ25年くらい肉屋をやっているんですけども、値段がここまで高いのは初めてですね」と話しています。
◯【高騰】猛暑で国産豚肉が“史上最高値” 豚舎でぐったり…子豚も減少 販売店「ここまで高いのは初めて」来年にも影響?
現在、豚肉に限らずあらゆるものの価格が高騰し続け、その影響で実質賃金も5か月連続でマイナスとなり、人々の暮らしはさらに厳しさを増しています。
◯実質賃金5か月連続マイナス 前年同月比で2.9%減 「物価高に賃上げが追い付いていない」厚生労働省
経済が健全に発展し、誰もが安心して豊かに暮らせる社会が実現しますことを心から祈ります。
◯【物価高騰】家計の味方「鶏肉」が高騰、前年同月より46.2%値上がり 生産コストの上昇により
◯【キューピー】『育児食』の生産を終了すると発表、販売数量の低迷と物価高により 「困るよキューピー…」「こども家庭庁は何をしてるんでしょう?」
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