【横浜港】中国発のコンテナから大量の『ヒアリ』が見付かる 女王100匹含む2150匹と卵など500個 生物テロの疑い

【横浜港】中国発のコンテナから大量の『ヒアリ』が見付かる 女王100匹含む2150匹と卵など500個 生物テロの疑い

横浜港で24日、中国の厦門港から輸入したコンテナの中から、2000匹を超える「ヒアリ」が発見されました。

問題のコンテナは、6月18日に中国・厦門港を出港し、東京港の大井ふ頭に寄港した後、24日に横浜港の本牧ふ頭で陸揚げされました。

いったんコンテナヤードに保管された後、同日中に山下ふ頭の荷捌き地へ搬入され、事業者がコンテナを開封して積み荷を降ろしたところ、奥の方に多数のアリがいるのを発見したとのことです。

見つかったのは「ヒアリ」の働きアリ約2000匹、女王アリ約100匹、雄アリ約50匹の計約2150匹と、卵・幼虫・サナギ計約500個に上り、その場で殺虫処理が行われました。

「ヒアリ」は“殺人アリ”とも呼ばれ、刺されると「熱いような激しい痛み」を感じ、赤みが出て膿がたまったような症状が現れます。

さらに、「アナフィラキシーショック」を起こすと、息苦しさや激しい動悸、めまい、腹痛に加え、血圧の急低下によって意識を失うなど、重症化すれば命にかかわるおそれもあります。

日本国内では、2017年6月に初めて確認されて以降、これまでに18の都道府県で発見されており、今回で累計142件目となります。

今月22日には、東京港の青海ふ頭のコンテナヤード内でも「ヒアリ」が見つかり、2カ所でそれぞれ70匹と30匹が確認されました。

さらに、6月4日には中央防波堤外側コンテナふ頭(大田区)で60匹、12日には大井ふ頭(品川区)で600匹が発見されています。

◯強毒「ヒアリ」、今度は青海ふ頭の2カ所で計100匹発見 東京港で今年3件目

横浜港では、2日に本牧ふ頭のコンテナヤード内で「ヒアリ」約550匹が確認され、舗装の継ぎ目から出入りする様子が確認されました。

また、千葉県柏市でも12日、中国から市内の民間事業者の敷地内に搬入されたコンテナから、「ヒアリ」が約500匹発見されています。

24日には、千葉港のコンテナターミナルで、中国から搬入されたコンテナの中から「アカカミアリ」約100匹と卵など約30個が発見されました。

「アカカミアリ」は、ヒアリの仲間の毒アリで、刺されると激しい痛みに加え、水疱状の腫れの症状が現れます。

◯千葉港にアカカミアリ100匹 中国からのコンテナ開封中 千葉県で今年初確認

港で発見されたケースは、環境省が毎年行っている全国港湾調査で見つかったもので、いずれも殺虫処理などが実施されました。

ヒアリは本来、南米に生息していましたが、現在では中国各地にも広がっており、物流を通じて各国へと拡散しています。

◯強い毒を持つ外来生物「ヒアリ」 中国12省に侵入 刺されると命の危険も

今回、横浜港でかつてない規模の「ヒアリ」が発見されたことを受け、ネット上では「中国による生物テロではないか」と疑う声が次々と上がっています。

水際対策が徹底され、人々の安全が守られますことを心から祈ります。

◯JR福知山線脱線事故の車両保存施設 『一般公開しない方針』 中国共産党によるテロを疑う声を払拭する狙いか

◯【埼玉県川口市】酒気帯び運転の中国人(18)が一方通行の道を逆走して日本人男性(51)の車に衝突 犯人は現行犯逮捕、同乗者2人は逃走、日本人男性は死亡

◯太陽光発電施設の遠隔監視機器800台がサイバー攻撃、預金の不正送金に悪用されていたことが判明 太陽光発電施設は主に中国『ファーウェイ製』

コメントを書く

*
*
* (公開されません)

Comment