
富士フイルムは、CT画像の診断時に医師が作成する所見文をAIで自動生成できる仕組みを開発し、2028年度の実用化を目指す方針を明らかにしました。
【画像診断の所見をAIが作成】
富士フイルム、年3000万件の負担軽減https://t.co/dhjSDzskBhこれまでは所見文の作成に1検査当たり数分〜10分程度要していました。医師は下書きを確認し、修正するだけでよくなります。
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) June 18, 2025
CT画像の所見文とは、放射線科の医師が撮影ごとに記載するもので、「腎臓に病気の疑いを認める」といった診断意見をまとめた文章であり、主治医が治療方針を決める際の重要な判断材料となります。
国内のCT検査は年間およそ3000万件に上るとされ、特に全身を調べるケースでは、所見文の作成に1件あたり数分から10分程度を要し、患者の状態によってはさらに時間がかかることもあるため、高齢化に伴う現場の負担増が深刻な課題となっていました。
しかし、現在開発が進められているAIを活用すれば、所見文の下書きをほぼ瞬時に生成できるようになり、医師は内容を確認・修正するだけで済むため、作業効率の大幅な向上が期待されています。
富士フイルムは、28万語にもおよぶ医療表現のデータを整備することでAIの精度の向上を図っており、試作段階では独自開発の言語モデルを用い、実用化に向けては既存モデルの活用も視野に入れながら開発を進めています。
◯画像診断の所見 AIが瞬時作成 富士フイルム、医師の負担軽減
◯AIを活用した画像診断や診療支援…最先端の医療現場で導入が進む「医療AI」とは
富士フイルムはこのほかにも、AIを活用してMRIや超音波映像のノイズを除去したり、CT画像から肺炎や骨折を検出するなど、医療分野へのAIの導入を積極的に進めています。
こうした新たな技術について、ネット上では「オワッタ…放射線科医終了のお知らせ」「放射線科医は『医者の医者』と言われていた。 最高峰が・・。明日は我が身」と専門職の仕事減少を危惧する声のほか、逆にAIのミスを見つける手間のほうが増えるのではないかといった、さまざまな反応が投稿されています。
放射線科医は「医者の医者」と言われていた。
最高峰が・・。明日は我が身。— 中庸を生きる@BDNF (@9n1n5) June 18, 2025
僕の病院はレントゲンの画像診断をフジのAIにやらせてる。それなりの価格はしたけど導入して本当によかったと思ってる。CTの読影レポートAIは発売されたら即導入する。放射線科医のバイト無くなるだろコレ。
富士フイルム、画像診断の所見をAIが作成 年3000万件の負担軽減https://t.co/NUCmeyJjZT
— (仮名) (@CAQJigYV2H2vwAl) June 17, 2025

" 画像から臓器や病気の疑いなどを読み取って文章にし、医師は確認・修正するだけでよくなる。"/富士フイルム、画像診断の所見をAIが作成 年3000万件の負担軽減https://t.co/mPzpR2nC6q
▲人間の医師の読影能力が確実に低下するね。
心電図はこれまで機械判定がいい加減であてにしてなかったけど。— Dr. K (@Dctr_K) June 18, 2025
医療技術の発展により、誰もが安心して健やかに暮らせる社会が実現しますことを心から祈ります。
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