【食料危機が来ない日本】鳥取県日野川、アユの遡上数が急増、6年前の600倍の300万匹に 過去10年で最多 

【食料危機が来ない日本】鳥取県日野川、アユの遡上数が急増、6年前の600倍の300万匹に 過去10年で最多 

鳥取県の日野川でアユの遡上数が急増し、6年前と比べて600倍に達したことが分かりました。

県西部を流れる日野川では、アユの遡上数が過去10年で最も多くなっており、県の栽培漁業センターによると、今年の4月と5月だけで300万匹に達し、2019年の5000匹から実に600倍に激増したとのことです。

今月1日にアユ釣りが解禁となり、30分ほどで5匹のアユを釣った人もいるため、今年は豊漁が期待できると言われています。

遡上数の急増について、日野川水系漁業協同組合の森下氏は、「日野川水系漁協として、アユの産卵場を人為的に整備してきたことに加え、海でのエサ環境とも条件がうまくかみ合い、大量の天然遡上につながったのではないかと思います」と話しています。

アユは淡水魚ですが、稚魚の間は海で過ごし、翌年の春から初夏にかけて川を遡上しながら成魚へと成長する習性があります。

日野川では、地元の漁協が稚魚の放流や産卵環境の整備を長年続けており、さらに日本海でプランクトンなどのエサが増えたことも追い風となって、遡上数が増えたと見られています。

食材を育む環境づくりが受け継がれ、日本の豊かな食卓がいつまでも守られますことを心から祈ります。

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