
保険代理店の「保険見直し本舗グループ」は30日、「ランサムウェア」によるサイバー攻撃を受け、顧客情報約510万件が漏えいした可能性があると発表しました。
「保険見直し本舗」にサイバー攻撃 約510万件の情報漏えいかhttps://t.co/YK2ASdHu0S #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) April 30, 2025
漏えいの恐れがあるのは、代理店を通じて保険を申し込んだ顧客や保険契約の相談をした顧客の氏名、住所、電話番号などの情報で、運営会社は「多大なるご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げます」とコメントしています。
一方で運営会社は、マイナンバーのほか、クレジットカード番号など決済に関する情報は含まれていないとしています。
しかし、こうして企業から漏えいした個人情報は、名簿業者によって「名寄せ」作業などが行われ、実在する人物を装った詐欺など、さまざまな犯罪に悪用される可能性が高いと言われています。
かつて、保険見直し本舗は「ウェブクルー」の子会社だった時期があり、ウェブクルーはSBIと資本・業務提携を結んでいたことがあります。
その後、保険見直し本舗は独立し、「株式会社保険見直し本舗グループ」として存続していますが、同グループの臼井朋貴代表取締役社長は、住信SBIネット銀行やSBI証券で執行役員を務めていた経歴を持っています。

◯じぶん銀行社長・臼井朋貴×岸博幸 特別対談実施について~じぶん銀行が描く金融の未来~


近年、個人情報の漏えい事件が相次ぎ、それに伴って特殊詐欺の被害も急増していますが、ランサムウェアなど外部攻撃を理由にすれば、たとえ数百万件もの情報を流出させても、企業は処分も受けず、責任も問われないのが現状です。
原因究明と再発防止策が徹底され、これ以上の被害が出ないことを心から祈ります。
◯【大阪万博】『大阪ヘルスケアパビリオン』で収集した来館者の個人情報や健康データを『SBI』に提供していることが判明 個人の特定も可能
◯【SBI証券】今年1月に中国株が勝手に購入される不正アクセスが発生していたことが判明 被害者に対し不十分な説明で補償拒否していたことも判明し、炎上
◯タリーズコーヒージャパン、クレカ情報5万件以上流出か クレジットカード番号・カード名義人名・有効期限・セキュリティコードが漏洩した恐れ
コメントを書く