
今月11日、ウクライナへの軍事支援に関する会議がイギリスとドイツの主催で開かれ、参加した50か国が総額およそ3兆4000億円の追加支援を行うと発表しました。
ウクライナ軍事支援会議 過去最高額3兆4000億円の支援を表明 https://t.co/XHsduiHLrk
— TBS NEWS DIG Powered by JNN (@tbsnewsdig) April 11, 2025
イギリスとノルウェーは、レーダーシステムや対戦車地雷、数十万機分にのぼる無人航空機(ドローン)などの購入資金を提供すると発表しました。
また、ドイツは対空防衛システム「IRIS-T」を4基ウクライナに供与することを決め、オランダも早期警戒機の提供を計画していることを明らかにしました。
会合後の記者会見で、イギリスのヒーリー国防相は、参加国が新たに総額210億ユーロ、日本円でおよそ3兆4000億円の軍事支援を行うと明らかにし、「これはウクライナへの過去最大の支援であり、最前線での戦いをさらに強化するものになる」と述べました。
また、ドイツのピストリウス国防相は「ロシアはいまだ平和に関心を示していない」「ウクライナが戦いを続けられることをロシアは理解しなければならない」と述べ、ウクライナ支援の重要性を強調しました。
◯ウクライナ支援国が会合 3兆円超の軍事支援へ 米はオンライン参加
ヨーロッパ各国が今回、ウクライナへの新たな軍事支援を決定する一方で、これまで会合の議長国を務めてきたアメリカはオンラインでの参加にとどまり、対応の温度差が浮き彫りとなりました。
アメリカは、以前からロシアとウクライナの停戦を模索していることから、一部のメディアは「ウクライナ支援への関与低下を印象付けた」と報じています。
しかし、こうしてウクライナに送られた支援金の多くが政府高官らによって不正に流用され、支援国の政治家にキックバックとして還流しているとの疑惑も出ており、スロバキアのフィツォ首相は「ウクライナに送られた欧州の資金の半分が盗まれている」と強く非難しています。
Slovak PM Fico says that HALF of European money sent to Ukraine is being stolen pic.twitter.com/uFZBTJPfQ1
— Breaking911 (@Breaking911) March 6, 2025
戦争で暴利を貪る者たちが一掃され、すべての人が安心して暮らせる平和な社会となりますことを心から祈ります。
◯アメリカ政府、ほぼすべての対外支援事業の停止を指示 ウクライナ茶番も終わりか?
◯【岩屋外相】ウクライナへの支援継続を表明「国民に1兆8000億円の支援の意義を説明してきた」 政治家へのキックバックを指摘する記者の声はスルー
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