
大阪府交野(かたの)市の山本景市長は10日、大阪万博を通じて地域の魅力を内外に発信する「万博首長連合」から脱退したことを明らかにしました。
府内の自治体で同連合からの脱退が表明されたのは、今回が初めてです。
交野市長が万博首長連合を脱退 「市民生活向上に直接寄与せず」大阪府内初https://t.co/a6TGuQctBd
大阪府交野市の山本景市長は、万博の趣旨には賛同しつつ、会場で起きたメタンガスの爆発事故を受けて府内の子どもの無料招待事業を批判するなど、安全性への懸念を示してきた。
— 産経ニュース (@Sankei_news) April 10, 2025
万博首長連合には、全国600以上の自治体が参加しており、政府や企業と連携しながら、地域文化を世界に発信したり、地域の未来づくりを支援したりすることを目的としています。
これまで山本市長は、万博の趣旨には賛同しつつも、会場で発生したメタンガスの爆発事故を受けて、府内の子どもを無料招待する事業を批判するなど、安全性への懸念を表明してきました。
また、万博の無料招待事業によってバス運転手の人手が取られ、市内を走る路線バスの運転手不足が深刻化したとも訴えてきました。
山本市長は10日の会見で、万博の開催によって市に悪影響が出たと説明し、「首長連合にとどまると、市民への説明責任が果たせない」「市民生活の向上に直接寄与するものではない」「(府から)お金の負担ばかり求められ、さらに地域の公共交通にまで影響が出る話になってしまった」と述べました。
全ての人にとって真に益となる行政が、全国各地で行われますことを心から祈ります。
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