【治安悪化】クレジットカード不正利用、2024年度の被害額555億円で過去最多

【治安悪化】クレジットカード不正利用、2024年度の被害額555億円で過去最多

日本クレジット協会は、昨年1年間のクレジットカードの不正利用の被害額が555億円に上り、1997年に統計を取りはじめてから最多となったと発表しました。

被害総額は前年より15億円増加しており、不正に入手されたカード番号が使われる「番号の盗用」が、全体の92.5%を占めているとのことです。

中でも「イオンカード」の被害が相次いでおり、発行元のイオンフィナンシャルサービスも、3月13日に昨年春以降の被害額が99億円にのぼったと発表しています。

日本クレジット協会は、クレジットカードの不正利用が急増している原因の一つとして、「フィッシング詐欺」の増加を挙げています。

「フィッシング詐欺」は、実在する金融機関などを装って利用者にメールやショートメッセージを送り、偽のサイトに誘導してクレジットカード番号などの個人情報を騙しとる手口です。

フィッシング対策協議会によると、フィッシング詐欺のメール件数は、昨年だけでおよそ171万8000件に上り、前年より52万件以上増えて過去最多を記録したとのことです。

◯フィッシング詐欺メールの報告件数 去年170万件余 過去最多に

犯罪グループが、フィッシング詐欺で騙しとった情報などをもとに不正決済を繰り返していると見られ、被害者は数万人に上ります。

最近では、不正利用が相次いでいる状況に便乗し、金融庁などを装って「あなたのクレジットカードが不正使用されました。至急、金融庁カスタマーサービスに連絡してください」などとメールを送り、偽サイトへ誘導する手口も確認されています。

この状況を受け、クレジットカード各社は、今日4月1日から原則としてサインによる本人確認を廃止し、暗証番号の入力を求める方針に切り替えました。

犯罪防止策が徹底され、これ以上の被害が出ないことを心から祈ります。

◯タリーズコーヒージャパン、クレカ情報5万件以上流出か クレジットカード番号・カード名義人名・有効期限・セキュリティコードが漏洩した恐れ

◯X(旧Twitter)上で偽造クレジットカードを販売するアカウントが急増

◯メルカリ、返品詐欺被害を告発するXの投稿が炎上 詐欺被害者の問い合わせをメルカリ事務局は無視 多数の被害者が存在する事実が明らかに 

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