
インバウンド需要の高まりを受け、北海道富良野市「北の峰(きたのみね)町」の地価上昇率が、前の年に比べて31.3%上昇し、全国1位となりました。
「移住する日本人ゼロ」」富良野・北の峰町が住宅地“地価上昇率”1位 購入は外国人ばかり…地元住民「オフはゴーストタウンに」 #FNNプライムオンライン #イット https://t.co/MZdJti77AR
— FNNプライムオンライン (@FNN_News) March 18, 2025
全国の住宅地上昇率ランキングでは、1位に富良野市北の峰町、2位に長野県白馬村、3位に沖縄県宮古島市が続き、インバウンド需要の高いリゾート地が上位を独占しています。
富良野市北の峰町は、もともと静かな住宅街ですが、冬になると国内外のスキー客でにぎわい、近年は特に外国人による別荘の購入が相次いでいます。
その影響で、地価はこの5年間で約2.5倍に上昇しており、地元住民からは「空き(物件)があったらみんな外国人さん(が買ってしまう)、うちの隣も外国人さん」といった声が上がっています。
スキーを楽しむために長期滞在する外国人も多く、あるカナダ人は「スキー!とにかくスキーだよ。4月になったら帰る」「冬の間はずっと富良野にいる。ニセコの方が海外では人気だけど、富良野は今、どんどん人気が高くなっていると思う」と話しています。
しかし外国人は、雪のあるオンシーズンにのみ訪れるため、町内の物件を購入しても定住することはなく、投機目的での購入も増えていることから、オフシーズンには空き家が目立つ状況となっています。
そのため、「移住してくる日本人はゼロですね。不安しかありません。オフシーズンには空き家が増え、町がゴーストタウンのようになっていきます」と、町の将来を不安視する声が上がっています。
政府は観光立国を推進し、これまで以上に多くの外国人観光客を受け入れようとしているため、こうした観光地では外国人によるトラブルに加え、地価や物価の上昇が地元住民の生活にさらなる影響を及ぼすと見られています。
地域の活性化と住民の安定した暮らしを両立できる政策が、全国各地で進められますことを心から祈ります。
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