アメリカのトランプ大統領は、気候変動問題に対する国際的な枠組み「パリ協定」から脱退すると表明しました。
トランプ米大統領、パリ協定再離脱を発表
また「国家エネルギー緊急事態」を宣言し、「掘って、掘って、掘りまくる」とも述べた。 pic.twitter.com/l2lwHClxwk
— AFPBB News (@afpbbcom) January 21, 2025
パリ協定は2015年に採択され、地球温暖化を抑制するために、世界の平均気温の上昇を産業革命以前と比べて2℃未満、さらに1.5℃に抑える努力を目指し、温室効果ガスの削減や適応策を推進することを目的としています。
アメリカは第1次トランプ政権下でパリ協定から脱退しましたが、その後のバイデン政権で再び協定に復帰し、「脱炭素社会」に向けてクリーンエネルギーや電気自動車の普及を進めていました。
しかし、トランプ大統領は、石油や天然ガスなど化石燃料の国内での増産を打ち出し、エネルギー価格を引き下げ、インフレを抑え込む方針を示しています。
トランプ大統領は就任式の中で、「グリーン・ニューディール政策を終了し、EV車の義務化を撤回する」とも宣言しているため、今後、EV車の需要もさらに減少していくものと見られています。
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