ユーチューバーの「てんちむ」がプロデュースしたナイトブラ「モテフィット」に関する裁判で、東京地方裁判所は16日、てんちむに対し、およそ3億8457万円の賠償支払いを命じる判決を言い渡しました。
賠償金には、2022年10月18日からの年3%の利息も加算されることになります。
和解をするべきか差し押さえのリスクを負ってまで控訴すべきなのか。
てんちむのナイトブラ裁判想像の倍大変そう。。 pic.twitter.com/ikcEgozdh2— パンナちゃん (@Roll__pannachan) September 8, 2024
この騒動は、てんちむが豊胸手術を公表することなく「モテフィット」をプロデュースし、メーカー側も大々的に宣伝したことに端を発します。
商品は大ヒットしましたが、2020年に豊胸の事実が明るみに出ると、購入者から返金を求める声が相次ぎ、炎上騒動へと発展しました。
返金対応に向けて、てんちむは総額2億2000万円をメーカーに送金したものの、その資金が実際に購入者への返金に使われたかが不明瞭だったため、2021年に東京地裁へ提訴しました。
一方、メーカー側は「豊胸手術を隠したことによる説明義務違反があった」として反訴し、法廷闘争は3年にわたる泥沼化した争いへと発展しました。
またメーカー側は、商品の返金対応費用、ブランドイメージの毀損、販売機会の損失、信用の失墜による将来的な損害を理由に、約5億円の損害賠償をてんちむに請求していました。
てんちむは、昨年9月に無期限の活動休止を宣言しましたが、今年5月に第一子を出産したのを機にYouTube活動を再開、さらに8月からは「ROKUSAN ANGEL(旧:バーレスク東京)」でショーダンサーとしての活動も開始しました。
また、登録者数170万人を超えるYouTubeチャンネルは、栃木県の人口に匹敵する規模であり、インフルエンサーとしての影響力の大きさが、今回の裁判や賠償額にも反映されたと見られています。
てんちむは中国・北京生まれの中国人と日本人のハーフで、一時は贅沢な暮らしぶりをYouTube上で披露していましたが、今後は賠償金の支払いのために、所有しているブランド品も全て手放さざるを得ない見通しです。
人々を欺いて利益を得る者たちが一掃され、誰もが安心して暮らせる社会となりますことを心から祈ります。
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