李克強前首相の一周忌を迎えるにあたり、中国当局が追悼などを禁止する措置を取っていることが判明しました。
李克強は生前、習近平と強い確執があったとされ、死亡した当初、派閥闘争の末に暗殺されたのではないかとの噂が囁かれていました。
◯中国『李克強』前首相が心臓発作で死去 派閥闘争で暗殺された疑いが濃厚 岸田総理や小沢一郎が弔意のメッセージ
李克強の死を受け、昨年は多くの中国人が天安門広場に押し寄せ、追悼の意を示したほか、李克強が少年時代を過ごしたとされる安徽省合肥の旧居の周りにも大量の花束が積み上げられました。
しかし、今年は警察官約40人が配備され、追悼に訪れる人や外国メディアが近付くことを阻止したほか、生家のある郊外の道路をフェンスや土砂で通行止めにしたとのことです。
ある花屋の店員は、献花に使う花を売らないよう、当局から指示されているとも話しています。
現在、中国では深刻な経済不況のため、多くの人々が政府に不満を抱え、いつ暴動が起きてもおかしくない状況となっており、中国政府は経済通とされた李克強を讃える言動を、習近平政権への不満の表明とみなし、徹底した措置を取っているものとみられます。
◯【中国】民衆が天安門広場で李克強を追悼、習近平政権への不満を表明 第二の“天安門事件”へと発展か
殺戮と暴虐の限りを尽くしてきた中国人たちが全て厳正に裁かれ、この地上に真の平和と安息が訪れますことを心から祈ります。
◯習近平、7月30日を最後に20日間、表舞台から消える 8月19日に公の場に現れるも、写真が公開されたのは数時間後 重病説や失脚説が囁かれる
◯習近平、中国人民解放軍97周年記念のレセプションに出席せず 元中共ジャーナリストが習近平政権に対するクーデターが起きている可能性を指摘
コメントを書く