【パリ五輪】ボクシング女子、男性の染色体を持つ選手2名が圧勝で決勝進出 対戦相手はリング上で『Xポーズ』で抗議行動 決勝戦は男子どうしの対決に 

【パリ五輪】ボクシング女子、男性の染色体を持つ選手2名が圧勝で決勝進出 対戦相手はリング上で『Xポーズ』で抗議行動 決勝戦は男子どうしの対決に 

パリ五輪の女子ボクシングで、男性の性染色体を持つリン・ユーティン(28・台湾)と、イマネ・ケリフ(25・アルジェリア)の2人が、それぞれ57キロ級と66キロ級の決勝に進出し、物議を醸しています。

リン・ユーティンとイマネ・ケリフはどちらも昨年の世界選手権で性別適格性検査を受けた際、不合格となり、出場権を剥奪された経緯があり、現在、五輪への出場についても反対の声が多数上がっています。

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こうした中、イマネ・ケリフは、6日に行われたボクシング女子66キロ級準決勝で、ジャンジャエム・スワンナペン(タイ)に5−0で判定勝ちし、決勝進出を決めました。

また、7日に行われた57キロ級準決勝では、リン・ユーティンが5-0判定で勝利を収めました。

リン・ユーティンの対戦相手だったエシュラ・ユルドゥズカフラマン(27・トルコ)は、試合後にリング上で両手の人さし指を交差させ、女性の性染色体「X X」を示すポーズを繰り返し、IOCに抗議を行いました。

また、準々決勝でリン・ユーティンに破れたスベトラーナ・スタネワ(ブルガリア)も、2本の指で「X X」ポーズを取ってIOCに抗議し、大きく注目を集めました。

リン・ユーティンは、男性の染色体を持つため、女性に比べて筋力量が多く、力も強いとみられますが、試合中に反則技のラビットパンチを繰り出し、ユルドゥズカフラマンの後頭部を故意に狙っていました。

ラビットパンチは、脳や脊髄にダメージが及ぶため、重大な傷害や死亡のリスクが高いとされており、試合会場では、観客からリン・ユーティンに対する大ブーイングが上がっていました。

女性の活躍の場を奪い、命を危険に晒す者たちが全て厳正に裁かれ、不条理のない公正な世界となりますことを心から祈ります。

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