大阪万博の食の目玉が、全国チェーンの「くら寿司」と「スシロー」であることが判明し、物議を醸しています。
大阪万博のテーマは、「いのちを知る」「いのちを磨く」など8つに細分化されており、そのうちの一つに食文化の発信を表す「いのちをつむぐ」というテーマがあります。
万博協会は、生きる上で重要な「食」を目玉の一つとし、「『食べる』という行為の価値を考え、日本の食文化の根幹にある『いただきます』という精神を発信」するとの方針を示していましたが、そのテーマの根幹を成すのが、くら寿司とスシローの2社と、大阪外食産業協会の1団体のみであることが明らかになりました。
くら寿司は2022年の時点で、万博への協賛を表明しており、「回転ベルトは、世界を一つに。」をコンセプトに「未来の食」を体験できる店舗を開設する予定です。
また、6月11日には、スシローが「未来型万博店」を出店すると発表しました。
養殖魚を中心にしたメニュー構成で、「たとえ森の中だとしても、新鮮なうまいすしが食べられる未来のすし屋」を体験できるとのことです。
このほかにも、大阪の飲食店など約500社が加盟する大阪外食産業協会が、「新・天下の台所」を掲げるパビリオンを建設する予定です。
もともと、大阪外食産業協会は、日本食を提供するための大規模なパビリオン建設を予定していましたが、コロナの影響で資金難に陥ったため、パビリオンの敷地面積を当初計画の3分の1となる約750平方メートルに縮小する方針を示しています。
1970年の大阪万博では、「元祖廻る元禄寿司」が、当時まだ普及していなかった回転寿司屋を出店し、大きな話題を呼びましたが、現在は日本全国、どこにいても回転寿司屋を訪れることができる状況にあります。
そのため、「私らは、何を見せつけられてるんやろね」「え? その辺で食べられるん、ちゃうか? 長崎行って、リンガーハット食べるようなもんやな」「どんどんスケールがちっさくなっていきますね」「回転寿司の博覧会なの?」と多くの国民が冷ややかな反応を示しています。
一握りの企業を潤すことしか能のない政治家たちが一掃され、国民の益となる真っ当な行政が行われますことを心から祈ります。
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