7月の東京都知事選に向け、都内の52区市町村長が28日、連名で小池百合子知事に立候補を要請しましたが、この要請が小池百合子本人の働きかけによるものだったと暴露され、波紋を呼んでいます。
要請文に名を連ねたのは都内62区市町村のうち、全体の8割にあたる52の区市町村長で、このほかにも小池百合子が特別顧問を務める「都民ファーストの会」と公明党の都議団が同日、立候補を要請したとのことです。
一方、要請に加わらなかったのは、立川、町田、小平、稲城、多摩、小金井、渋谷、中野、世田谷、杉並の10自治体の首長です。
この日、小池百合子は、都庁を訪れた首長らから連名の文書を手渡され、「重く受け止めたい」と述べました。
しかし、立憲民主党の鈴木烈都議によると、出馬要請文に名を連ねるよう各自治体の首長に依頼してきたのは、小池百合子本人とのことで、ある自治体の市長は「賛同しなかった場合の報復を恐れて、受け入れざるをえない」と話していたとのことです。
これを受け「そりゃ何ですか? 『慰留を依頼します』とか『プロポーズを要求します』みたいなもんで、めっちゃくちゃでしょ?どんな神経でそんなことができるのか」「酷いですね。 これって同調圧力を用いて 『区長さんが要請したから』とかいう変な前提を作る事になる」「なぜ民意で選ばれた各首長が民意も確認せず勝手に小池に出馬要請などするのか?この国に民主主義にないのか?」といった批判が殺到しています。
今回の都知事選には、小池百合子のほか、立憲民主党の蓮舫参院議員や広島県安芸高田市長の石丸伸二、元航空幕僚長の田母神俊雄、タレントの清水国明など、20人以上が出馬を表明しており、熾烈な争いが早くもネット上で勃発しています。
公正公平な選挙によって民意に応える誠実な人が選ばれ、人々の生活が改善されますことを心から祈ります。
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