中国・北京で開かれたハーフマラソンで、中国人選手を優勝させるために八百長が行われたとして、物議を醸しています。
中国の国際レースでまたも物議を醸す展開に。
北京ハーフで3人のアフリカ勢が中国トップの何傑に優勝を譲る不可解なフィニッシュ。反響が大きくなり主催者側が調査を進めるとの事。
pic.twitter.com/KyNh2w1hQ3— Maru (@marunet_) April 16, 2024
14日に行われた「北京ハーフマラソン大会」では、2022杭州アジア大会の金メダリスト「何傑」選手が1時間3分44秒の記録で優勝、1位の賞金5500ドル(約85万円)を獲得しました。
2位はケニアやエチオピア出身の3人で、いずれもわずか1秒差でゴールイン、3位はタイ出身の選手でした。
当初はケニア・エチオピアの3選手がトップを走行していましたが、ゴール直前で速度を落とし、何傑選手に1位を譲りました。
また、ケニアのムナンガット選手が、他の2選手の方に手を伸ばし、速度を上げないよう指示するような仕草も見られました。
これを受け、中国のネット上では「何傑選手は優勝するために疾走したが、外国人選手たちは競争したいようには見えなかった」「八百長」「こんな愚かなことが起こるとは」「八百長だと通報するには中央紀律委員会(中国共産党の最高査定機関)に行かなければならないのか?」といったコメントが殺到。
さらには、中共寄りのコメンテーターまでもが、SNS上で「人々が、スポーツマン精神に反しているのではないかと疑問を投げかけている」とし、「今回の件の波紋は既に、ハーフマラソンということを超えて拡散された」と指摘しています。
トップを譲ったムナンガット選手は、香港メディアに対し「友人なので、何傑を優勝させた」と回答した後、BBCのインタビューで、「自身を含めた3人は、何傑選手が1時間2分33秒の中国記録を破るために雇われたペースメーカーだった」と明かしました。
過去にも、中国人選手がオリンピック大会などで反則行為を連発するトラブルが相次いでいたため、中国人選手を優勝させるための八百長が行われていたとしても何ら不思議ではありません。
不正行為が厳しく取り締まられ、真に実力を身につけた人たちが活躍できる世界になりますことを心から祈ります。
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