世界的なスポーツウェアメーカー「アディダス」が、女性向け水着のモデルに男性を起用していることが判明し、物議を醸しています。

これまでアディダスは、多様性の必要性を強調し、様々なモデルを起用、数多くの個性的なコレクションを発表してきました。

ところが、今回、女性向けの水着を男性モデルに着用させたことで、「adidasはイメージダウンだな。広告としては失敗」「気持ち悪いので adidas製品は買わないです」「アディダスさん、それってあなたの性癖ですよね？」といった批判が殺到しています。

アディダスは過去に、「アディダス・オリジナルス」ラインを発表し、体型や性別、性趣向、人種で区別されない世界を目指すアクティビストや、自由な表現を提唱するミュージシャン、男性社会なスケートボードの世界で活躍する女性スケーターなど、多様な背景のあるモデルを起用したことがあります。

そのモデルの一人、「アルヴィダ・ビストロム」（女性）は、大量に生えたすね毛をあえて処理しないことで多様性を表現し、話題を呼びました。

○アディダスが「すね毛女子」をモデルに起用、多様性を表現

その一方で、スポーツブランドの「ナイキ」や、ビールメーカーの「バドライト」は、トランスジェンダーとコラボしたことで消費者や業界人らの怒りを買い、売り上げが大幅にダウンするという事態へと発展したことがあるため、アディダスもその二の舞となる可能性もなきにしもあらずです。

○ナイキなどにトランス女性とのコラボでボイコットの声　極右激怒

多様性を悪用し、社会モラルや秩序を破壊しようと目論む悪人たちが厳正に裁かれますことを心から祈ります。

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