2014年9月以降、数ヶ月間に渡って、大量の中国船が、小笠原諸島に押し寄せ、希少なサンゴを根こそぎ密漁し、少なくとも30億円の被害が出ていたことが明らかになりました。
多い時は、1日で212隻もの密漁船が押し寄せていたとのことです。
沖縄でも、中国の密漁船が2011年ごろから出没するようになり、2013年10月~2014年1月がピークで、最大で1日246隻もの密漁船が確認され、小笠原諸島付近と同程度の量のサンゴが根こそぎ密漁されたそうです。
○沖縄アカサンゴが激減、海底が「白い砂漠」 中国漁船による密漁被害は「小笠原と同様酷かった」
2013年末、中国のある船主が、日本近海で大量の赤サンゴを密漁し、日本円にして約39億円で中国で売ったとの噂が広まったことを機に、大規模な密漁が行われるようになったと言われています。
貴重なサンゴが枯渇したことで、九州や沖縄、小笠原諸島の海底は砂漠化し、魚の住処が奪われ、深刻な漁業被害を受けました。
○中国のサンゴ密漁で小笠原の海底が「白い砂漠」に 「涙が出た」「魚の棲息場所が・・・」地元の漁師ガックリ
サンゴの再生には、約50年かかると言われています。
また、当時の地元漁師は、大量に押し寄せてくる中国の密漁船団を恐れ、出漁を控えていたために収入も減少したそうです。
一方、上海の専門店には日本円で数10万円から100万円以上の値札がついた赤サンゴの宝飾品が並び、日本の赤サンゴは「アカ」、桃色サンゴは「モモ」と呼ばれ、中でも「アカ」は人気で、高級品は1グラム1万元(約18万円)以上で売られていたそうです。
中国の富裕層の間では、サンゴの宝飾品がとても人気で、中でも日本のものを買い漁っており、高知県沖で採れた赤サンゴを使ったネックレスには1500万円という値段が付いたものもあるそうです。
○中国船密漁で注目、ダイヤ並み「赤サンゴの値段」 50センチで2700万円、ネックレスが1500万円…
最終的に、海上保安庁の巡視船が中国の密漁船を領海から追い出し、10人の中国人船長を逮捕し、2014年11月、外国漁船の違法操業に対する罰金の上限を大幅に引き上げる法律を成立させました。
しかし、その後のロイター通信の調査によると、この密漁船は中国海軍から補助金を貰って出港していたということが、中国海南省当局者や水産会社幹部の匿名インタビューを通して発覚したそうです。
中国政府は、漁師に参加費を支払って軍事訓練を受けさせ、木製の漁船から体当たり攻撃ができる金属製の漁船に買い換えるよう助成金を出していました。
しかも密漁団は、中国軍の指揮下で行動していたそうです。
当時から日本のネット上でも、中規模の漁船が小笠原で漁をするには数百万円の燃料代と人件費がかかるため、「中国軍が費用を負担している」「中国共産党から日当が出ている」と言われていたそうです。
中には、本当の狙いは、海上保安庁と海上自衛隊に対する諜報活動だったと指摘する専門家もいます。
このように中国は、自身の利益のために平気で他国の資源を略奪し、枯渇させ、地球の生態系を崩壊させています。
○「一帯一路」こそ環境破壊の元凶 森林伐採、大気汚染、石炭汚染の増加、魚類保有量の枯渇、外来種との交配による在来種の絶滅を招く
私たちの生活を守るためにも、世界中に害悪を撒き散らす中国共産党が厳正な裁きを受け、一刻も早く滅び去りますことを心から祈ります。
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