イギリスの製薬会社「ラインファーマ」は22日、人工妊娠中絶を外科的な処置をせずに薬で行う「経口中絶薬」について、日本国内での使用を認めるよう厚生労働省に承認を申請しました。
承認されれば国内で初めての経口中絶薬となり、手術を伴わない選択肢ができることになります。
ラインファーマなどによりますと、「ミフェプリストン」と「ミソプロストール」という2種類の薬を順番に服用することで、妊娠の継続を止め、排出を促すとのことで、治験で妊娠9週までの120人に薬を投与した結果、93%に当たる112人が24時間以内に中絶を完了したとのことです。
この避妊薬は既に海外でも使用されており、平均価格およそ740円で処方してもらえるとのことです。
しかし、日本産婦人科医会の木下勝之会長は「医学の進歩による新しい方法であり、治験を行ったうえで安全だということならば、中絶薬の導入は仕方がないと思っている。しかし、薬で簡単に中絶できるという捉え方をされないか懸念している。薬を服用し、夜間に自宅で出血した場合に心配になる女性もいると思う。そうした場合にすぐに対応できる体制も必要だ」と述べ、薬の処方にかかる費用について、10万円程度の手術と同等の料金設定が望ましいとする考えを示しました。
10万も取るつもりなのか… 「WHOによると海外での平均価格はおよそ740円/日本産婦人科医会の木下勝之会長は… 薬の処方にかかる費用について10万円程度かかる手術と同等の料金設定が望ましいとする考えを示しました」https://t.co/iTwr6Qn3KP
— 望月優大 (@hirokim21) December 22, 2021
つまり、これまで望まない妊娠をした場合、中絶するには高額な手術を受けるしか方法がなかったため、産婦人科はかなりの儲けを手にすることができたわけですが、経口避妊薬の登場により、儲けの種を失う恐れが出てきたため、中絶手術と同じ価格で販売するよう主張しているわけです。
中絶については賛否両論あるかと思いますが、もともと安価な薬を100倍以上の価格で販売するなど、詐欺も同然だと言えます。
私たち庶民が正しい健康の知識を身につけて、白衣を着た詐欺師たちに騙されないよう、十分に用心しなければなりません。
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