
今月3日から9日までのコメの平均価格が5キロあたり4316円となり、およそ半年ぶりに過去最高値を更新しました。
コメ平均価格、過去最高値を更新 10週連続4000円台https://t.co/wT8KSYfYKR
— 日テレNEWS NNN (@news24ntv) November 14, 2025
農水省によると、全国のスーパーで販売されたコメの平均価格は10週連続で4000円台を記録し、銘柄米の平均価格も5キロあたり4573円と高止まりしているとのことです。
昨年から今年にかけて各地のスーパーでは、コメが品薄となっていましたが、現在は高値の影響で、新米の在庫が山積みになっているそうです。
ある老舗コメ店の店主は、「例年の新米シーズンとは、消費者の動きが全く違います」「この時期にいらっしゃるお客さんは、例年なら『新米があるなら、買っていこう』と言われることが多いのですが、今年は値札を見て、昨年産の古米を買っていくんです」と話しています。
こうして新米の価格が高騰している背景には、JAなどの集荷業者が農家から高値でコメを買い集めたことが大きく影響していると指摘されています。
地域によってはコメの在庫を確保するために、集荷業者が田植えの前から農家に高めの買い取り価格を提示していたケースもあったとのことです。
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また、一部の卸業者がコメを大量に買い込み、あえて不足した状況を作り、価格を釣り上げているのではないかとネット上では噂されていましたが、実際に不足していたはずの2024年産のコメが、この時期になってスーパーに次々と並んでいると報じられています。
また、卸業者から依頼を受けたとみられるブローカーが、コメ店に「買い取ってほしい」と持ちかけてくるケースも相次いでいるとのことです。
大手の卸業者は、新米の価格が高騰しているタイミングで2024年産のコメを放出することで、より安価なコメを求める消費者のニーズを掴み、売り上げを伸ばしているとも報じられています。
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食料が安定して供給され、誰もが安心して豊かに暮らせる社会となりますことを心から祈ります。
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