
人材サービス大手のパソナグループは、2025年6月から8月までの連結決算で、売上高が前年の同じ時期と比べて0.8%増の769億円、最終的な損益は6億円の赤字だったと発表しました。
パソナグループ6億円最終赤字、万博出展費用5億円を特別損失に計上…業績の重荷に(記事)
■くら寿司も儲からなかったし。
パソナグループ6億円最終赤字へ。
万博への参加は巨額な費用がかかり、あまり儲からないですね。ボロ儲けしたのは、ミャクミャクグッズを売ったお店ですね。#大阪万博 pic.twitter.com/j1cgGsOzAu
— USJ・大阪万博のツボ (@usj1) October 17, 2025
同社は赤字の理由について、大阪万博に出展したパビリオン「PASONA NATUREVERSE」に関する運営費用など、およそ5億円を特別損失として計上したことが収益を押し下げたと説明しています。
万博の閉会に伴い、本社のある兵庫県淡路島にパビリオンを移設する予定ですが、移設の対象に含まれない部分を損失として処理したとのことです。
またパソナグループは、2025年5月期(2024年6月から2025年5月まで)の通期でも、万博関連の出展費用としておよそ48億円の特別損失を計上しており、この影響で昨年度の当期純利益はマイナス86億5800万円の赤字となりました。
パソナグループは今年度の通期業績予想について、純利益の見通しを据え置き、最終損益は5億円の黒字を見込んでいます。
同社にとって、万博は企業イメージを高める広告投資であると同時に、「国の大型プロジェクトに関わる信頼できる企業」というブランドを確立するための取り組みでもありました。
また、出展費用を損金として処理したことで、前期の赤字幅が拡大し、その結果、法人税の負担を軽減する効果も生じました。
そのため、ネット上では万博への出展を利用して巧妙に税金対策をしているのではないかと指摘する声が多数寄せられています。
【速報】パソナ、万博出展響き赤字https://t.co/b0t4y1BY0p
— 47NEWS (@47news_official) October 15, 2025





真に人々の益となる企業が存続し、発展していきますことを心から祈ります。
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