アメリカの民主党が公表したジェフリー・エプスタインに関する新たな資料に、イーロン・マスクやアンドリュー英王子などの名前が含まれていることが判明

アメリカの民主党が公表したジェフリー・エプスタインに関する新たな資料に、イーロン・マスクやアンドリュー英王子などの名前が含まれていることが判明

アメリカ連邦議会の下院で26日、民主党議員団がジェフリー・エプスタイン元被告に関連する新たな資料を公開し、その中にイーロン・マスクやアンドリュー英王子など著名人の名前が含まれていることが判明しました。

今回公開された資料は、エプスタインの遺産管理団体が下院監視・政府改革委員会に提出したもので、電話の通話記録や航空機の搭乗者名簿、財務台帳の写し、日々のスケジュールなどが含まれています。

2014年12月6日付の記録には、「リマインダー:イーロン・マスクが12月6日に島へ(これはまだ予定通り?)」と記されているとのことです。

イーロン・マスク本人はこれまで、エプスタインから島への招待を受けたことがあるものの「断った」と説明しており、自身の名前が報道されたことに対し、「この虚偽の言説を押し広げている者は誰であれ、完全な軽蔑に値する。エプスタインは私を島に行かせようとしたが、私は拒否した。それにもかかわらず、実際に訪れたアンドリュー王子より先に、彼らは私の名前を挙げている」と怒りをあらわにしています。

また、2000年5月12日の飛行記録には、アンドリュー王子がエプスタインやギレーヌ・マクスウェル受刑者らとともに、ニュージャージー州からフロリダ州に向かったことが記録されています。

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さらに、2014年12月にはビル・ゲイツとの会合、2017年11月にはピーター・ティールとの昼食会、2019年2月にはスティーヴ・バノンとの朝食会の予定が入っていたことも確認されています。

ピーター・ティールは、PayPal、OpenAI、Palantir(パランティア)の共同創業者として知られ、トランプ大統領を熱烈に支持し、政策顧問を務めた経歴もあります。

スティーヴ・バノンはトランプ前政権でホワイトハウスの首席戦略官を歴任し、日本では幸福実現党の元党首が関与する「J-CPAC」に登壇したこともあります。

下院監視委員会の民主党議員団は、「ジェフリー・エプスタインが、権力と富を持つ世界有数の実力者たちと友人だったことを、全てのアメリカ人は明確に認識しているはずだ。生存者と被害者のために正義を実現しようと私たちは取り組んでおり、新資料が提出されるたびに新しい情報が明らかになる」とコメントしました。

一方、同委員会の共和党議員団は、「(民主党は)被害者よりも政治を優先している」と非難し、自分たちが近く資料の全容を公開すると主張しています。

事件に関与した悪人たちが、一人残らず厳正に裁かれますことを心から祈ります。

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