【石破内閣】『106万円の壁撤廃』の法案を閣議決定 事実上の増税へ

【石破内閣】『106万円の壁撤廃』の法案を閣議決定 事実上の増税へ

政府は16日、「106万円の壁」の撤廃などを盛り込んだ年金制度改革法案を閣議決定し、国会に提出しました。

これまで厚生年金の加入には、月額賃金が8万8000円以上という条件があり、年収にすると約106万円となることから、「106万円の壁」と呼ばれてきました。

政府は、この要件が働く時間を抑える原因になっていると以前から主張しており、厚生年金の加入者を増やして老後の給付を手厚くするには、撤廃が欠かせないと訴えてきました。

今後、政府は「106万円の壁」を法律の公布から3年以内に撤廃するほか、「従業員51人以上」とされている企業要件についても、2027年10月から段階的に緩和し、10年後には廃止する方針です。

しかし、「106万円の壁」が撤廃されれば、週20時間以上働く人は年収にかかわらず厚生年金の対象となるため、月々の保険料負担が増え、結果として手取りも減る可能性が高くなります。

将来の年金は増えると言われても、その保証も確実ではなく、今の生活が厳しくなるなら本末転倒だといった批判が殺到していました。

◯【厚生年金】年収問わずパート加入「106万円の壁」撤廃へ 「これ、例えば年収100万くらいのパートさんに年間10万円以上の厚生年金保険料を払わせるってことですよ。手取り減少の負担増加です。殺人的な実質増税です」

このほか政府は、将来の給付を手厚くするという口実のもと、所得の高い人の厚生年金保険料を段階的に引き上げる内容も盛り込みました。

岸田内閣も石破内閣も「賃上げ」の重要性を繰り返しアピールしてきましたが、「壁の撤廃」という聞こえのいい言葉で印象操作をしながら、実際にはこうして着々と“事実上の増税”を進めています。

真に国民の暮らしを豊かにする、誠実な政治が行われますことを心から祈ります。

◯【搾取に次ぐ搾取】石破内閣、高所得者会社員の厚生年金保険料の引き上げを検討 賞与を除く年収798万円以上の人が対象

◯高所得者の国民健康保険料、年間上限を3万円引き上げ 実質的な増税に国民から批判殺到「高所得者が対象だからとか言ってると次第に中間層まで広げられるやつ。茹でガエル」

◯【石破総理】消費税減税を拒否「他のやり方はないのか」「国の財政はどうなるのか」自民・森幹事長も「財源がないと辻褄が合わない」

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