【イーロン・マスク】米政権の仕事から身を引く意向を表明「素晴らしい政権と一緒に働けたことは光栄でした」

【イーロン・マスク】米政権の仕事から身を引く意向を表明「素晴らしい政権と一緒に働けたことは光栄でした」

イーロン・マスクは4月30日の閣議で「一緒に働けて光栄だった」などと述べ、米政権の仕事から身を引く意向を示唆しました。

この日、トランプ大統領が「(マスク氏には)好きなだけここにいてくれてもいいのだが、自分の車(テスラ)という“家”に帰らなくちゃね」と述べたのに対し、イーロン・マスクは「素晴らしい政権と一緒に働けたことは光栄でした」と応じたとのことです。

イーロン・マスクは、以前から5月をもって政府効率化省の運営に費やす時間を大幅に削減すると表明しており、閣議の出席者らに感謝の意を述べ、挨拶しました。

同日、イーロン・マスクは10社以上の大手メディアを招いて会見を開き、政権から身を引いた場合に誰がDOGEを率いるのかと問われると、「ブッダが仏教にとって必要だろうか?」と問い返し、その上で「彼の死後、仏教はより強固になったのではないか?」と述べたとのことです。

またイーロン・マスクは、DOGEのトップに就任した際、政府支出を1兆ドル(約145兆円)削減するという目標を掲げていましたが、現時点ではその達成には至っていないことを認めたほか、連邦職員を削減する際に、一部の不可欠な職員が「誤って解雇された」ことも認めました。

報道によると、会見に臨んだイーロン・マスクは、やや敗北感を漂わせていたそうで、ニューヨーク・タイムズの記者はこのインタビュー記事に「101日間を振り返り、マスク氏の言葉から自信薄れる」との見出しを付けました。

こうした中、イーロン・マスク率いるテスラの業績は悪化しており、フランスにおける4月の販売台数はわずか863台と、前年同月比で59.4%の大幅な減少となりました。

フランスでの販売台数は4カ月連続で減少しており、3月の36%減からさらに拡大しています。

また、デンマークの自動車業界団体によると、4月のテスラの新車販売台数は180台と、前年同月比で見ると67.2%減少したとのことです。

イーロン・マスクは、大統領選後の演説でナチスの敬礼を連想させるポーズを取ったほか、政府内の職員削減を強引に進めたことなどで様々な反発を招き、テスラ車の不買運動が欧米諸国に広がる事態となっています。

◯【テスラ】純利益71%減、イーロン・マスクの政治的言動への反発 欧米を中心に不買運動

こうした状況を受け、テスラの取締役会がイーロン・マスクCEOの後任を探しているとの噂が報じられていますが、現時点でテスラの会長もイーロン本人も報道を否定しています。

真に有能な人が政治を担い、全世界が正しい方向へと導かれますことを心から祈ります。

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