
日本のコメ市場に、アメリカや韓国などの外国産のコメが大量に流通する可能性が高くなったとして、物議を醸しています。
【米国産米の輸入拡大案 政府内浮上】https://t.co/x4xfP2ayiN
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) April 21, 2025
現在、日本政府は海外からのコメの輸入を厳しく制限しており、例外的に年間およそ77万トンを「ミニマムアクセス米」として関税をかけずに義務的に輸入しています。
ミニマムアクセスの枠で輸入したコメは日本政府が管理し、多くは加工用や家畜のエサ、海外への食料援助などとして使われています。
一方、この枠外で輸入する場合には国産のコメの価格に影響を与えないよう、1キロあたり341円の高い関税をかけています。
農林水産省は、2001年以降の「WTO(=世界貿易機関)」の貿易自由化の交渉で、当時のコメの国際価格に基づいて税率に換算すれば778%になるとしていました。
◯ホワイトハウス報道官が関税で日本を挙げ批判 コメの関税は?
この状況について、トランプ政権は不満を示しており、アメリカの輸出品に高い関税をかけている国の一つとして日本を名指しし、「日本はコメに700%の関税を課している」と批判しています。
これを受け、日本政府はトランプ政権との関税交渉の一環として、アメリカ産のコメの輸入を拡大する案を検討しているとのことです。
昨年の夏以降、国内では深刻なコメ不足に伴い、価格が大幅に高騰しており、政府内では「アメリカ産の輸入を増やすことで物価対策にもつながる」との意見が出ているとのことです。
また、コメ価格の上昇が続く中、日本が韓国産のコメを輸入していたことも明らかになりました。
「農協インターナショナル」によると、4月8日に韓国産のコメ2トンが日本に輸入され、オンラインショッピングサイトや東京・新大久保にある韓国の食材を扱うスーパーで販売されたとのことです。

オンラインショッピングサイトでは、韓国産のコメが10キロあたり9000円で販売され、販売からわずか10日で全て売り切れたそうです。
韓国から日本に一般消費者向けのコメが輸入されるのは、1990年の統計開始以来初めてで、韓国ではコメ10トンを追加で輸出することが既に決まっています。
こうした動きを受け、昨年から始まったコメ不足と価格高騰は、日本のコメ市場を強引に開かせるための意図的な工作ではないかと指摘する声がネット上では数多く投稿されています。




食の安定供給が確保され、誰もが豊かに暮らせる社会となりますことを心から祈ります。
◯最近のコメ不足は、先物取引でボロ儲けを狙う投機家の仕業であることが判明 大量にコメを買い占めて流通量を減らし、価格を吊り上げ 黒幕はSBIの北尾吉孝
◯【コメ不足】京都の創業90年の老舗米穀店、米を仕入れることができなくなったとして閉店 パックご飯『サトウのごはん』も一部商品の販売を終了
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