
キャスターの辛坊治郎が21日、大阪万博について「メタンガスで爆死するリスクを犯しても行くべき」とXに投稿し、批判が殺到しています。

辛坊治郎は大阪万博の広告塔としての役割を担っており、「私はこの万博、メタンガスで爆死するリスクを犯しても行くべきだと思う。 夢洲は元はゴミの埋立地だからメタン発生のリスクはどこでもあるが、大量に検知されてるのは大屋根リングの内側からはかなり離れている場所。 こんな重要な事実をわざと伝えないメディアって終わってるよねー。」とXに投稿しました。
しかし、大阪では1970年に、都市ガスの漏洩によって「天六ガス爆発事故」が発生し、79人が死亡、420人が負傷するという大惨事となりました。
この事故を通じてメタンガスの恐ろしさが広く知られるようになりましたが、こうした過去の教訓を顧みることなく、危険性を軽視するような発言は極めて無責任だと言わざるを得ません。
昭和45年(1970)4月8日、地下鉄工事中の大阪天神橋筋六丁目(天六)でガス漏れによる爆発事故があり、死者79名、重軽傷者420名を出す大惨事となりました。大阪人ならたいていの人が知っているはず。写真は直後と言われている写真。#写真が語る大阪史 pic.twitter.com/IsXZkZA5Kd
— パルプンテのぶ(米澤光司) (@parupunte_nobu) March 3, 2021

今回の辛坊治郎の発言を受け、ネット上では「爆死しても見るべき万博ですか? あまりにも悲しいコメントですね。もう支持辞めますわ。爆死してまで見るべき万博はありませんよ」「維新は子供達を半ば強制的に大阪万博へ動員しているのですが『爆死させてもOK』なのか?」といった批判の声が殺到しています。



人々の安全が守られる、正常な行政運営が行われますことを心から祈ります。
◯【おともだち万博】堀江貴文と辛坊治郎が大阪万博を大絶賛し、物議を醸す 堀江は大阪府の特別顧問に就任 辛坊は維新の候補者選考委員に就任
◯【大阪万博】ガス爆発の原因となるメタンガスの発生量が年々増加していることが判明 2021年冬は1日あたり約1.2トン、2024年冬は約1.5トンに 昨夏は1日2トンのメタンガスが発生
◯大阪万博でメタンガスを新たに検知 爆発事故の起きた『夢洲1区』のみならず、大阪館、日本館、大祭事場、迎賓館の建設予定地『夢洲2区』でもメタンガスが発生
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