アメリカで19日、中国系動画アプリ「TikTok」の運用を実質的に禁止する法律が発行されました。
これに先立ち、TikTokは18日夜、アメリカ国内の利用者に向けてアプリの運用を一時的に停止すると通知し、現在、利用できない状況となっています。
【速報 JUST IN 】TikTok アメリカ国内でアプリ運用を一時的停止へhttps://t.co/YwZgBrw7O7 #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) January 19, 2025
🚨 TikTok has officially shut down in the United States. pic.twitter.com/9q2gsesomm
— Pop Base (@PopBase) January 19, 2025
TikTokは、若年層を中心にアメリカ国内だけで1億7000万人を超えるユーザーを抱えていましたが、利用者の情報が親会社であるバイトダンスを通じて中国政府に共有される恐れがあるとして、規制が強化されてきました。
昨年4月には、バイトダンスがアメリカでの事業を期限内に売却しない場合、国内でのアプリ配信などを禁止する法律が超党派の賛成多数で可決され、バイデン大統領の署名により成立しました。
さらに、最高裁判所も「TikTokは安全保障上の懸念がある」として、TikTok利用を実質的に禁止する新法を合憲と判断しました。
TikTokの周受資(Shou Zi Chew)CEOによると、アメリカ国内でTikTokを活用して生計を立てている人は700万人に上り、クリエイターやインフルエンサーがスポンサー契約、ライブ配信の収益、ブランドプロモーションを通じて収入を得ていたとのことです。
そのため、今回の運用停止措置により、多くのインフルエンサーが打撃を受け、混乱が広がっています。
また、アメリカでの利用停止を受けて、一部のTikTokユーザーが中国のSNS「小紅書」に流れているといった情報も拡散されており、本末転倒の事態となっています。
すべてのユーザーが安心して利用できるネット環境が整えられますことを心から祈ります。
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