全日本教職員組合(全教)の調査で、病気休職や産休・育休などによって欠員が生じる「教員不足」が、昨年10月時点で4714人に上ったことが分かりました。
これは国家としてどうなの?
等しく教育を受ける権利って何?
足りてないは
少しではない。明らかに足りてない。
対策はなしか?
"全国の教員不足、過去最多の4700人超…「現場は限界を迎えている」" – 読売新聞 #SmartNews https://t.co/q2OuLXLBWs— 日本の教員さんを知って! (@NpJtKL1M0qL189b) January 9, 2025
今回の調査では、昨年10月1日時点の教員不足の状況について、全国の教育委員会や組合員からの回答を集計し、34都道府県と11政令市の結果がまとめられました。
その結果、欠員数は小学校で2241人、中学校で1294人、高校で383人、特別支援学校で506人に上り、その他の施設でも人員不足が確認されました。
理由別で見ると、「産休・育休の代替者がいない」が887人、「定数を確保できない」が877人、「病気休職の代替者がいない」が735人となっています。
また、自由回答では「4月から担任不在で教員が交代で対応しているため、子どもが落ち着かない」「生徒に目が行き届かず、ケンカ、ケガなどのトラブルに対応できない」など、授業や子どもたちへの影響を懸念する声が寄せられたとのことです。
この結果を受け、全教の板橋中央執行委員は記者会見で「現場は限界を迎えている。国は教育予算を増額し、教員が心身や時間に余裕を持てる環境を整えるべきだ」と訴えました。
現在、ネットニュースのコメント欄には、現職の教員や関係者たちから苦しみの声が次々と寄せられています。
・教員が不足しているのは本当です。しかし本当に深刻な問題は、教員の質の低下です。採用される人のレベルが急に低下してきたように思います。特にこの五年は、この人がどうして合格したのか、と不思議になる人が多く採用されています。
・現職です。 教育委員も管理職も頭が昭和のまま。 校長も「子どもたち・保護者のため」と言って、平気で教員を犠牲にする。 「自分が若い頃は…」と圧をかけてくる。 コロナでせっかく「なくても良い」と分かったものを、戻そうとする。 仕事は減らない、増えるだけ。 若者は心を病み、休みがち。それをカバーするベテランも疲弊していく。 私ももう限界です。 ぶっつけ本番、やり直しのない一度きりの人生。自分のことも大切にしたいです。
・公立の小学校教員です。【全国の教員不足、過去最多の4700人超】という見出しを見て、「そんな程度?」と感じた方は少なくないでしょう。2023年度に公立学校において、精神疾患で休職した教員は約7000人だそうです。これに精神疾患以外の理由(産育休などを含む)で休職した教員を併せると、その数は数万人になるでしょう。さらに、現在過労死ラインの残業時間をはるかに超えながら必死に耐えている教員まで含めると、とんでもない数になることは明らかです。
・元教員です。 いくら限界を超えようが、現場の教員が頑張って学校を回してしまっているあいだは、文科省・教育委員会は抜本的対策は打たないでしょう。
子供たちが安心して学ぶことのできる教育環境が整えられますことを心から祈ります。
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