大阪万博に府内在住の子供を無料招待する事業のため、これまで延べ約4000台の団体用貸し切りバスが使用される予定でしたが、新たに1000台分積み増しされ、延べ約5000台確保されることが分かりました。
大阪府によると、現時点で少なくとも約68万人の子供たちが来場を希望しているとのことですが、主要な移動手段がバスと地下鉄に限られるため、各地のバス会社に協力を仰ぎ、貸し切りバスの台数を5000台に増やしたとのことです。
しかし、こうして万博側で大量のバスを確保したことにより、大阪府内の交通インフラに多大な影響を及ぼす事態となっており、交野市の山本市長はXで「大阪関西万博直前の令和7年3月22日に交野市内の京阪バスの路線がほぼなくなります。大阪関西万博無料招待事業のバス確保等により、交野市は、代わりのバスを運転する大型2種免許保有の運転手を確保できませんでした」と明かし、「市民の足を奪う大阪関西万博は許せない」と強く非難しました。
また山本市長は、「大阪関西万博は地域の交通インフラまで破壊します。この実態を1人でも多くの方々に知ってほしい。交野市の被害も被害の一端に過ぎません」とも訴えています。
行政本来の役割がきちんと果たされ、国民の生活が守られますことを心から祈ります。
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