スウェーデンの昆虫食ベンチャーTebrito(テブリト)社が、ほとんど売り上げのないまま倒産したことが判明しました。
テブリト社は2016年に設立され、昆虫由来のタンパク質を普及させるため、約6億3000万円もの資金調達を経て食用ミルワームの養殖を行なってきました。
スウェーデン食品庁が3年ほど前、食用ミルワームの流通・販売を承認した際には、需要の拡大に伴いテブリト社の成長が期待されていたものの、消費者から全く受け入れられず、同社の財政状況は悪化の一途を辿っていたそうです。
昨年のテブリト社の売上高は、わずか745万円ほどだったのに対し、一方の損失は約1億9000万円に上り、投資家からのさらなる資金注入も「焼石に水」状態となっていたそうです。
またスウェーデンでは、培養肉ベンチャーのマイコリーナ社が、約42億円もの融資を受けていたにもかかわらず、倒産したとのことです。
このようにフードテック産業は、リベラル色の強い国でさえも受け入れられず、着々と淘汰されつつあります。
昆虫食や培養肉など、人体に害を及ぼす食品がこの世から全て排除され、未来永劫、食の安全が守られますことを心から祈ります。
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