【アメリカ議会の公聴会】メタ・TikTok・Ｘなどの最高経営責任者、SNSが原因で子供を亡くした遺族や議員たちから厳しい追及　ザッカーバーグが謝罪　中国共産党との関係についても問い詰められる

先月31日、アメリカ議会の公聴会で、メタ・TikTok・スナップ・ディスコード・Ｘ（旧ツイッター）の最高経営責任者が証言に立ち、SNSが原因で子供を亡くした遺族や議員たちから厳しい追及を受けました。

マーク•ザッカーバーグがインスタグラムにわざと未成年には向かないアダルトコンテンツを表示されるアルゴリズムを組み込んでいた事は前にも話しましたが議会で被害者に謝罪させられました。この人ホントヘンタイで、メタ社のAIは、年齢と性別「カメラもまさか？」でちゃっかりバナナとミルクをイメ… pic.twitter.com/NjIiEZQZQ7

— トッポ (@w2skwn3) February 2, 2024

傍聴席にはSNSの影響で子供が傷ついたり、死亡したと訴える遺族らが詰めかけ、共和党のジョシュ・ホーリー議員は、メタのマーク・ザッカーバーグCEOに対し、「ビジネスで稼いだ巨額の富で遺族らに賠償するべきだ」とし、「被害者に謝罪したらどうか」と詰め寄る場面もありました。

これを受け、マーク・ザッカーバーグは「皆さんが経験された全てについて申し訳なく思います」と謝罪。

「皆さんのご家族のような経験は、誰もすべきではありません。だからこそ我々は多額を投じ、業界を挙げて取り組みを継続します。もう誰も、あなた方の家族のような思いをすることがないように」と話しました。

また、マーシャ・ブラックバーン議員は、メタの社内文書で「10代のユーザーの生涯価値」をわずか270ドル（約3万9000円）と見積もっていたことを取り上げ、「子供たちはあなたの優先事項ではない。子供たちはあなたの商品だ」と非難しました。

ジョン・ケネディ議員（共和党）は、メタのプラットフォームが「情報のキリングフィールド」になっていると述べ、「ユーザーは問題の一面しか把握できていない」と主張、「あなたは20億人を超える人々に、ありとあらゆる個人情報を提供させた。高校の友人が土曜の夕食に何を食べたか知ることと引き換えに」と指摘しました。

公聴会には、写真共有アプリ「スナップチャット」を通じて薬物を購入し、死亡した子供たちの遺族も出席しており、スナップのエバン・シュピーゲルCEOは「こうした悲劇を防げなかったことを本当に申し訳なく思います」と謝罪しました。

また、TikTokのショウ・ジ・チュウ（周受資）CEOも、親会社のバイトダンスを通じた中国共産党との関係や、中国政府の影響力について繰り返し尋問を受け、「私はシンガポール国籍の持ち主であり、中国共産党員ではない」と弁明しました。

チュウCEOは、中国共産党傘下のファンドがバイトダンスの主要子会社の株式1％を取得した翌日にTikTokのCEOに任命されましたが、この経緯については「偶然」だったと強調しました。

シンガポール🇸🇬人のTikTok CEO Shou Zi Chewが、🇨🇳中国共産党と関係していないことが納得できない🇺🇸上院議員 https://t.co/xwkpigwvDo pic.twitter.com/BFPMGqE7OD

— ShortShort News (@ShortShort_News) February 1, 2024