「全国有志看護師の会」に所属する看護師らは23日、医療や福祉を学ぶ学生らがワクチンハラスメントを受けているとして、文部科学省などに改善を求める1万3775人分の署名を提出しました。
コロナワクチンの接種は任意とされていますが、医療や福祉関係の学生に対し、入学までに3回接種することを条件に掲げる事例や、接種をしないと実習に参加できない事例が相次いでいるとのことです。
代表して署名を提出した兵庫県内の看護師は、 「自分を守るためにワクチンを打つ。発症予防効果、重症化予防効果を考えて自身で決定するものだと思うんですけど、何か違う方向（感染予防効果）で患者さんを守るために、うつさないために打たないといけないと謳っている」と話しています。
また、アレルギー体質の女性の保護者 は、「小さいころにワクチンでアレルギーが出たことがあり、ワクチンを打ちませんという話をしたらワクチンを打たないと実習にも出せない。入学するまでに3回ワクチンを打つように」と、接種を強制されたと話しています。
ある学生は、3回目の接種を断ったことで、ワクチンハラスメントを受けるようになったそうで、「他の生徒や先生がいる前で呼び出されて威圧的な態度で言われる。後輩たちも4回目義務と先生から言われている」と証言しました。
厚労省は、全国の医療・福祉関係の学校や養成施設に対し、学生などへの接種を強制することのないようこれまでに3度にわたって文書で伝えているそうですが、「全国有志看護師の会」によって医療機関が厚労省の方針に従っていなかったことが明らかになりました。
しかし、ワクチンハラスメント被害に遭っているのは、医療関係者や学生だけではなく、Twitter上では多くの人が職場などで「ワクハラを受けた」と訴えています。
ワクチンの危険性が今後もさらに広く認知され、これ以上コロナワクチンの被害者が出ないことを心から祈ります。
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