ディズニーキャラクター「くまのプーさん」を題材にした英ホラー映画「Winnie the Pooh:Blood and Honey(原題)」が、23日に一斉公開を控えていた香港で上映中止になったことが明らかになりました。
映画配給会社の「VIIピラーズ・エンタテインメント」は、上映中止の理由を不明と説明していますが、一方の大手メディアは「くまのプーさん」が中国共産党の最高指導者である「習近平」によく似ているため、検閲対象になった可能性があると報じています。
中国の検閲当局は、「くまのプーさんが習近平に似ている」とSNS上で話題になって以降、プーさんの名前や画像の投稿を取締りの対象としてきました。
○習近平の威厳を損ねるとして「くまのプーさん」も禁止ワードに 中国の異常なネット検閲の実態
また、香港では2021年に新たな検閲法が施行され、国家の安全を脅かす可能性のある活動を宣伝、支援、美化する映画を禁止しています。
「Winnie the Pooh:Blood and Honey」を制作したリース・フレイクウォーターフィールド監督は、「映画館は上映に同意していたが、一夜にして全館が同じ中止決定を下した。偶然の一致ではないだろう」と話しています。
また、「彼らは技術的な理由だとしているが、そうではない」とし、「作品はこれまで世界の4000以上の映画館で上映されてきた」と述べました。
このように習近平は、自らの支配体制が脅かされることを恐れ、「くまのプーさん」すらも脅威とみなし、映画の放映を中止し、「表現の自由」を破壊しています。
卑劣な侵略行為と大量虐殺を繰り返してきた中国共産党が跡形もなく滅び去り、この地上に真の平和と安息が訪れますことを心から祈ります。
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