インドネシアもまた、中国の債務の罠にハマり、経済が破綻しつつあります。
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インドネシアでは2015年から、首都ジャカルタと第三の都市バンドン間に中国主導の高速鉄道が建設されていますが、費用が膨張している上、様々な問題が噴出し、完工は延期に次ぐ延期となっています。
○中国受注の「インドネシア高速鉄道計画」ここへきて問題噴出の自業自得
実はこのプロジェクトは、もともと日本が先行して準備を進めていたものでしたが、途中から中国が割って入り、「インドネシア政府に財政負担を求めない」とアピールし、日本から契約を奪っていきました。
○中国高速鉄道は「パクリで対外拡張?」、中国人はどう思っている?=中国
しかし、いざ建設が始まると、材料や機械などを中国から高い金額で仕入れなければならない仕組みになっており、結果的に総工費は日本案の4割高にのぼり、不足費用3兆ルピア(約357億円)をインドネシアが負担することになりました。
さらに、鉄道建設工事が周辺住民の住宅に影響を与え、水質汚染、大気汚染、洪水など深刻な環境問題が生じ、訴訟問題へと発展しました。
工事中、 高架の支柱が倒壊する事故も起きたそうです。
○中国「一帯一路」の下、インドネシアで建設中の高速鉄道支柱が倒壊
さらに、コロナ禍が追い打ちをかけ、工事は中断、労働者のPCR検査費用も膨れ上がりました。
しかも、鉄道が開業したとしても、採算が取れない可能性が高いそうです。
こういった背景から、インドネシアでは反中感情が高まり、2019年5月、一帯一路プロジェクトを推し進めたジョコ・ウィドド大統領が再選した際、インドネシア全土で暴動が発生、7人が死亡、数百人が重傷を負いました。
○Indonesia on high alert after second night of rioting in Jakarta
中国企業は、多数の中国人労働者を連れてくるため、インドネシア人の雇用が奪われていることも、反中感情が高まっている大きな原因となっています。
しかも、中国からの融資は年々増加、借金漬けにさせられています。
○Ekspansi Proyek OBOR Cina, Indonesia Diminta Waspadai Jebakan Utang
世界各国に害悪を撒き散らす中国共産党が、一刻も早く滅び去りますことを心から祈ります。
○「一帯一路」こそ環境破壊の元凶 森林伐採、大気汚染、石炭汚染の増加、魚類保有量の枯渇、外来種との交配による在来種の絶滅を招く
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