
4日投開票の米ニューヨーク市長選で、民主党所属でイスラム教徒のゾーラン・マムダニ(34)が当選し、国内外で大きな波紋を呼んでいます。
BBCニュース – マムダニ氏がNY次期市長当確、 「音量を上げろ」とトランプ氏に NYは「移民の街」と強調https://t.co/cOZgkUJ1J5 pic.twitter.com/KgjVM4lRhe
— BBC News Japan (@bbcnewsjapan) November 5, 2025
マムダニ市長は、1991年にウガンダの首都カンパラでインド系の両親のもとに生まれ、7歳のときに家族とともにニューヨークへ移住しました。
母親は著名な映画監督、父親はコロンビア大学の教授であり、いずれもハーバード大学を卒業しています。
マムダニは、これまでにクイーンズやブルックリンで民主党候補の選挙活動に携わり、地方政治の現場で経験を積んだのち、2020年のニューヨーク州議会議員選挙で初当選し、その後も2022年、2024年の選挙で再選を果たしています。
イスラム教徒がニューヨーク市長に就任するのは今回が初めてで、さらにインド系アフリカ出身者が選ばれたのも史上初、そして20世紀以降では最年少という、前例のない状況が重なり話題を呼んでいます。
マムダニ市長は、日本で「急進左派」と報じられていますが、本人は「民主社会主義者」と自称し、公営バスの無料化や保育無償化といった目玉政策の財源として、年収100万ドル(約1億5000万円)以上の富裕層に対する所得税を2%引き上げるほか、大企業への州法人税率を7.25%から11.5%に引き上げることを公約に掲げています。
◯「マンハッタン左派」マムダニ氏…資本主義の心臓で社会主義実験
ニューヨーク市はもともと民主党の地盤で、トランプ政権下での物価高に苦しむ人々や、不法移民の排除政策に反発した住民らの支持を集めたことが、当選につながったと見られています。
しかし、マムダニ市長は街頭演説で、「人工中絶や屋内での窃盗など、あらゆる行為が“暴力犯罪”という言葉でひとくくりにされているが、そうした価値観や“犯罪”とみなす線引き自体も、これまでの社会の規範が作り上げたにすぎない」と語っています。
また、公約どおり富裕層への大幅な増税を実施し、その財源を貧困層に分配しようとする、いわゆる共産主義的な経済政策を進めようとしています。
NY市長に選出されたマムダニは言った。『小包を盗む行為でさえ暴力犯罪という用語が使われている。住居侵入の容疑で起訴された場合でさえ、その住居に住宅ユニットが存在するという理由だけで暴力犯罪と分類される。つまり暴力とは人為的な概念なのだ!』うわっ!( ゚Д゚)pic.twitter.com/4tU7QjfZOR
— 髙安カミユ(ミジンコまさ) (@martytaka777) November 5, 2025
NY市長選で民主党の「ゾーラン・マムダニ」が勝利。
日本メディアは彼を「左派」と報じているが、実態は共産主義
マムダニは「富裕層から金をむしり取り、低所得者に再分配する」と公言。さらに「ニューヨークから逃げ出す企業からも金を取る」と強調… pic.twitter.com/1Aow3myK2x
— TotalNewsWorld (@turningpointjpn) November 5, 2025
トランプ大統領は5日の演説でマムダニ市長を「狂った共産主義者」と呼び、「私が大統領でいる限り、アメリカが共産主義化することはない」「やがてマイアミは、ニューヨークの共産主義から逃れる人々の避難場所になるだろう」と述べて牽制しました。
その一方で、「ニューヨークの街には成功してほしいので支援する」とも語っており、今後も両者の間で激しい応酬が続くとみられます。
人々の幸福につながる真っ当な政治が、全世界で行われますことを心から祈ります。
◯【やはり岸田首相は中国共産党員だった】「新しい資本主義」は中国共産党の行ってきた政策のコピーだった!!
◯【米中首脳会談】アメリカによる対中関税を10%引き下げ 中国による対米のレアアース規制は1年延期に トランプ大統領「(習近平は)偉大な指導者であり、偉大な国だ」

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