【大阪万博】運営収支、最大で280億円の黒字の見通しと発表 開幕前の約2350億円の建設費や、国負担の約250億円の警備費、会場周辺のインフラ整備費13兆円は含まず

【大阪万博】運営収支、最大で280億円の黒字の見通しと発表 開幕前の約2350億円の建設費や、国負担の約250億円の警備費、会場周辺のインフラ整備費13兆円は含まず

博覧会協会は、大阪万博の運営収支について、最大で280億円の黒字となる見通しだと発表しました。

前売りチケットの販売数はおよそ970万枚で目標の1400万枚に届かなかったものの、4月の開幕後に口コミで評判が広がり、5月以降は販売が好調に転じました。

10月上旬までのチケットの販売累計は2200万枚を超え、博覧会協会が黒字化の目安としていた「1800万枚」を大きく上回ったとのことで、黒字分の使い道については、政府の有識者会議で検討される予定です。

吉村洋文知事は「大阪・関西万博を振り返ると、いろいろなトラブルや課題はあったが、大きな事故はなく、総数で2800万人にお越しいただいた。運営収支は最大280億円の黒字が出る見通しで、大きな経済効果が出た。合格点だったと思う」と評価しました。

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しかし、膨れ上がった事業費や建設費の未払い問題はいまだに解決しておらず、博覧会協会が黒字との見解を示したものは、あくまで万博の「運営費」に限ったもので、開幕前にかかった約2350億円の建設費や、国が負担したおよそ250億円の警備費は含まれていません。

このほか、会場周辺のインフラ整備など万博のために投じられた費用は約13兆円に上り、万博の経済効果も正確に算出されていないため、実際に黒字と言えるかどうかは不明です。

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また、万博の工事に関わった建設業者のうち、30社超が現在も未払いを訴えており、被害の総額は少なくとも5億円以上に上るとみられています。

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国民にとって真に益となる行政運営が、全国各地で行われますことを心から祈ります。

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