
北海道の鶴居村は、メガソーラー建設を防ぐため、釧路湿原に隣接する民有地およそ7.5ヘクタールを購入する方針を固めました。

鶴居村は国の特別天然記念物・タンチョウの生息地として知られ、撮影スポットの「音羽橋」からタンチョウを撮影すると、この民有地が背景に映るそうです。
鶴居村によると、今年1月に再生可能エネルギー事業者の「日本エコロジー」から釧路湿原周辺でのメガソーラー建設計画が伝えられ、これを機に、「景観の変化が観光に悪影響を及ぼすのではないか」との懸念が広がったとのことです。
鶴居村が同社に住民向けの説明会の開催を求めたところ、会社側は「行政との協議で景観上の問題なども踏まえた」として、2月下旬に計画を見送りました。
鶴居村は、メガソーラー建設計画から土地を守るには既存の景観条例では対応が難しいと判断し、音羽橋周辺の景観を保全するため、民有地およそ7.5ヘクタールを購入する方針を決めました。
鶴居村は現在、土地の取得に向けて所有者との交渉を進めつつ、購入費用を確保するため今月30日まで寄付を募っており、賛同の声がネット上では多数上がっています。
鶴居村が寄付を募ってます!!!
【寄付受付】タンチョウの聖地「音羽橋」の景観を守るために/鶴居村
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— みん (@min_chan_s2) September 11, 2025

太陽光発電のリスクがさらに広く周知され、誰もが安心して暮らせる環境が整備されますことを心から祈ります。
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