【ナイジェリア】イスラム過激派ボコ・ハラムが村を攻撃 住民ら60人を殺害 木更津市をホームタウンとした同国の危険な実態

【ナイジェリア】イスラム過激派ボコ・ハラムが村を攻撃 住民ら60人を殺害 木更津市をホームタウンとした同国の危険な実態

ナイジェリア北東部ボルノ州で5日、イスラム過激派「ボコ・ハラム」の戦闘員が村を攻撃し、住民ら少なくとも60人を殺害する事件が発生しました。

◯画像:CNN 女4人が相次ぎ自爆、10人死亡 ナイジェリア より

現地の報道によると、ボコ・ハラムの武装集団が夜間にバイクなどで村に侵入し、銃を乱射した上、家屋に火を放ったため、12軒以上の住宅が焼失したとのことです。

犠牲となった住民の多くは、治安悪化を受けて一時的に避難キャンプで暮らしていましたが、キャンプの閉鎖に伴い、およそ2か月前に村へ戻ったばかりでした。

ボコ・ハラムの一派は、住民が軍や敵対するイスラム国に協力しているとみなし、報復として襲撃した可能性があるとみられています。

ボコ・ハラムは、現地のハウサ語で「西洋式教育は罪」を意味し、2009年以降は市場やバスターミナル、モスク、教会、学校などを標的に、無差別テロや襲撃、拉致、虐殺を繰り返してきました。

◯ナイジェリア女子生徒拉致から9年北東部で子どもへの暴力・人権侵害続く

2014年4月には、ボルノ州チボクの女子中等学校から276人の女子生徒がボコ・ハラムによって拉致され、そのうち96人は行方不明のままとなっています。

誘拐された女性や子供は奴隷のように扱われ、「人間爆弾」としてテロに利用されるケースも相次ぎ、自爆テロによって多くの犠牲者が出ています。

◯ナイジェリアで自爆テロ、30人死亡 女性の実行犯が増加

またナイジェリアでは、ボコ・ハラムだけでなく、武装化した山賊集団が頻繁に村や学校を襲撃し、身代金目的で誘拐を繰り返しています。

ナイジェリア教員認定評議会(TCN)の報告によると、2009年から2022年の間に、教員約2295人が襲撃で死亡し、1万9000人以上が避難し、1500校以上の学校が治安悪化のために閉鎖され、910校が破壊されたとのことです。

ナイジェリア出身の元プロボクサー・細川バレンタインは、母国で生活していた当時の状況について、強盗が女性のバッグを奪うためにナタで腕ごと切り落とす事件が頻発し、赤信号で停車すれば追い剥ぎに囲まれるため、むしろ車を止めるほうが危険だったと語っています。

さらに細川バレンタインは、「アフリカは民度が低く、とりわけ物騒なのが西アフリカで、その中でも最も危険なのがナイジェリアだ」「危険度はクルド人を1とすればナイジェリア人は100だ」とも述べています。

近年、ナイジェリア人の男が歌舞伎町の客寄せとして働くケースが急増しているほか、ナイジェリア人の犯罪グループが「ロマンス詐欺」などで日本人から金をだましとったとして相次いで検挙されています。

◯歌舞伎町に「ナイジェリア人キャッチ」が急増

◯ロマンス詐欺などでナイジェリア拠点詐欺グループ検挙 警察庁

◯国際ロマンス詐欺 3億円1500万円詐取 ナイジェリア国籍の男ら逮捕

8月末にJICAが千葉県木更津市をナイジェリアのホームタウンに位置付け、インフラ整備や人材育成、地域経済の振興など具体的な協力関係を築いていく方針を決定しましたが、今後はこうした犯罪者予備軍ともなり得る人々が次々と流入してくる可能性が懸念されています。

◯【JICA】国内の4つの自治体をアフリカ各国の『ホームタウン』に認定し、炎上 交流相手国の多くが渡航危険地域に指定

卑劣なテロや犯罪行為が根絶され、この地上に真の平和と安息が訪れますことを心から祈ります。

◯【東京都】エジプト人労働者の受け入れに関する覚書・合意書を結んだと発表 ネット上では不安の声

◯【岸田内閣】キルギス共和国から外国人労働者(特定技能外国人)を積極的に受け入れる計画を進める キルギスの殺人件数、日本の3.8倍、強盗17倍、強姦3.3倍

◯【治安悪化の火種】職場から失踪した技能実習生、昨年は過去最高の9700人余り 50人に1人が失踪 2019年〜2023年で累計4万607人

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