
アフガニスタン東部で1日から2日かけて、マグニチュード6.0と5.2の地震が相次いで発生し、これまでに少なくとも1411人が死亡しました。
【速報 JUST IN 】アフガニスタン地震で1400人超死亡 タリバン暫定政権が発表https://t.co/gyyoVdT0ec #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) September 2, 2025
最初の地震の震源地は、東部ナンガルハル州の州都ジャララバードから27キロメートルの地点で、震源の深さは8キロと推定されています。
◯画像:アフガニスタン東部地震、死者800人超える 生存者は屋外で一夜過ごす より

タリバン暫定政権の報道官によると、これまでに東部クナール州で1411人が死亡し、3124人が負傷、被災した住宅は5412棟に上るとのことです。
悪天候の影響で、被害の大きい山岳地帯での救助が難航しており、人命被害の拡大が懸念されています。
国連人道問題調整事務所(UNOCHA)の担当官によると、被災地ではこの1〜2日の間に大雨が降り、多くの道路が寸断されている上、土砂崩れの危険性も高まっているとのことです。

今回の地震を受け、アフガニスタン赤新月社(赤十字)が現地で救援活動を行っているほか、中国、インド、イギリス、スイスなど複数の国が支援を表明しています。
日本政府は、これまでアフガニスタンに対し無償資金協力を何度も繰り返しており、今回の地震についても「アフガニスタン国民との連帯を表明するとともに、同国の人道状況の改善に向け、引き続き取り組んでいく考えです」と表明しています。
アフガニスタンでは、2021年にイスラム主義勢力タリバンが政権を掌握したことを受け、国際的な援助が次々と打ち切られている上、2022年、2023年と連続で大規模な地震に見舞われ、深刻な干ばつや洪水も相次いでいます。
アフガニスタンは古代から「文明の交差点」と呼ばれ、東は中国、西はイラン、南はインド、北は中央アジアへと通じる交通の要所でした。
地政学的に見ても極めて重要な場所であるため、冷戦時にはソ連とアメリカがアフガニスタンを舞台に代理戦争を展開し、現在に至るまで不安定な情勢が続いています。
さらに近年、アフガニスタンの地下にはリチウムなどの希少金属や石油が豊富に埋蔵されており、その規模は100兆円から300兆円にのぼるとも言われ、中国はすでに複数の採掘権を獲得して開発を進めています。
◯アフガンに眠る100兆円の地下資源 ライバル不在の中国の目算
中国の調査報告書によると、アフガニスタンには鉄、クロム鉄鉱、銅、鉛、亜鉛、ニッケル、リチウム、ベリリウム、金、銀、プラチナ、パラジウム、タルク、大理石、バライト、宝石・半宝石、塩、石炭、ウラン、石油、天然ガスなどが開発されないまま眠っているとのことです。

これまで地震の多くは自然に発生したものと考えられてきましたが、近年の研究では、人工的に災害を引き起こす目的で誘発されたり、地下資源の採掘、地中への水や二酸化炭素の圧入によっても発生することが明らかになっています。
◯人為的な地震は150年間で728件発生、最新報告 四川大地震とネパール大地震も、主な原因は資源採掘とダム
一刻も早く救助作業が進み、これ以上被害が広がらないことを心から祈ります。
◯中国・チベット自治区でM6.8の地震 126人死亡、家屋被害3600棟以上 震源の深さは約10キロ
◯【人工地震の隠蔽にも中国共産党が関与】京大の「林愛明」元教授が熊本地震に関する論文4本で37ヶ所に及ぶデータの捏造と改ざん
◯地震研究の権威『上田誠也』東大名誉教授が93歳で死去 仮説に過ぎない『プレートテクトニクス理論』を広め、人工地震の実態を隠蔽
コメントを書く